体調回復の兆し/今週のモーニング/内田樹・岡田斗司夫『評価と贈与の経済学』/生きるということは
Posted at 13/02/28 PermaLink» Tweet
【体調回復の兆し】
昨日は一日ずっと食を減らして、朝は温めた牛乳のみ。昼も夜もここまでかな、と感じたところから食べるのを我慢した。コーヒーも通常は一日何杯も飲むが昨日は我慢して主に水。日本茶と紅茶は一杯ずつ飲んだけれども。瞑想して活元運動もして、仕事に出かけるまでは大丈夫かなと思うくらいの体調だったのだけど、仕事に出てからは頭も調子が出てきたし身体の感じもだいぶ良くなった。
【今週のモーニング】
今朝はかなりすっきりと目が覚めて、思ったことをモーニングページに書き、そのまま出かけてファミリーマートでモーニングを買った。ファミリーマートはTカードにポイントがたまるのはいいのだが、Suicaが使えないのがやや不便。久しぶりにコンビニで現金で支払った。カードもSuicaも使えるということで考えるとローソンがベターだな、と思う。そのまま裏道を通って職場の駐車場へ。いつもセブンイレブンからだと国道を通って行くのだがそれだと信号が3か所あるし、信号を曲がったあとの道が路上駐車が多く面倒なのだが、裏道を行くとそのまま駐車場に突き当たるので、このコースは実は悪くなかったなと思った。今日は資源ごみの日で、電池と割れ物とペットボトルと空き缶を出した。そのまま帰ってきてモーニングを読む。
新連載の作品も読んだがこれはまだ評価未定。面白かったのは「Giant Killing」と「天才柳沢教授の生活」。ジャイキリは五輪代表で望外の成功をおさめた椿がチームに戻ってみると…という話。来週の展開がどうなるか。柳沢教授は山下和美の作品。『数寄です!』を読んでほっこりしていたところに、モーニングを読んでたら『数寄です!』の広告が出ていて驚いた。これは集英社の作品なのに、講談社のモーニングに広告が載っている。昔だと考えられないことだ。時代は変わった、ともいえるが出版不況が相当深刻なんだろうなと思う。最近、出版社をまたいだ企画をよく見るようになったが、この広告は少し驚いた。『数寄です!』だけでなく『月刊YOU』の広告まで出ている。今発売中の3月号は「別冊山下和美」付きで、「数寄です!」の新章がスタートしているのだそうだ。これは楽しそうなので買うことにした。
天才 柳沢教授の生活(33) (モーニング KC) | |
山下和美 | |
講談社 |
話しが脱線したが、柳沢教授は教授の四女・世津子が教育実習に行く話。初めて教壇に立つという緊張感の中で、怖い先生が自分のことを覚えていてくれたり、憧れていた先生が一人で「頑張るぞ」とつぶやいているのを見たり、父の言葉を思い出したりして、「先生のフリしながらもう一度勉強させてもらっているみたい。ありがとね我が母校」と言っているせりふがじんわりと来た。「小学生だからと言って疑問をそのままにしてはいけません」というのは教授の言葉なのだが、それに対し「私、いつもお父さんが言っていることちょっとわかった気がするよ」と思う。その言葉は子どもに対してだけでなく、自分に対してもいつも問われていること。子どもの思いがけない質問に、ハッとしながらも誠実に答えを出そうとする、先生という仕事は、いつもそういうふうに開かれた存在でなければいけないし、またその思いがけない問いかけに誠実に答えることで自分自身が前進して行ける、そんな仕事だということを再認識した。先生というのは、とにかくいつでもどんな質問にでも一生懸命答えようとしてくれる。そんな人たちだったなあということを思い出した。
そのほかの作品もまずまずのレベル。「ピアノの森」は掲載されてなかったが、次号予告には出ていたので来週は掲載されるようだ。いよいよカイのファイナル。どんな演奏を披露するのか。
【内田樹・岡田斗司夫『評価と贈与の経済学』】
評価と贈与の経済学 (徳間ポケット) | |
内田樹・岡田斗司夫 | |
徳間書店 |
書くのを忘れていたが、内田樹・岡田斗司夫『評価と贈与の経済学』を読了していた。一気に読めたのだが、面白かった。内容は結局、自分が変わるためには人に与えられるようにならなければだめで、人に与えられたものを今度は人に与えていくことによって回っていく社会、というものを考えている点でこの二人が一致しているというところが面白かった。岡田という人はもっとシニカルな人だと思っていたが、FreeExとい会社では社員が毎月1万円出して働かせてもらい、岡田の収入はそれだけで、原稿料も講演料も取らずにただでやる、というシステムを運営しているというのが面白かった。つまりこの会社は学校のようなもので、岡田の仕事の仕方を学び、岡田の人脈と仕事ができるという特典があるということなわけだ。それは基本的に内田のやっている凱風館という私塾と同じ構造なのだそうで、資本主義社会のどん詰まりにおける新しい仕事の形みたいなものを追求しているのが面白いなと思った。
今朝は朝は霧が出ていたがこの時間(午前9時半)になって晴れて来た。今日で2月も終わり。時は過ぎ、季節は移ろっていく。
【生きるということは】
ここのところの不調と、その中で得られた教訓として。食べ過ぎない。休みすぎない。寝過ぎない。度を越さない。私の場合は、そういう節制が自分を保つための大事な要素だということが理解できた。
もう一つ。善良に見せようとするから言いようのない不安に取りつかれたり、恐怖を感じたりするのだということ。善良に見せよう、期待にこたえようとするから無理をするのだ。私という人間は、けっこう底意地が悪いところがあるのだが、そういうところを人に見せないようにし、また自分でも気付かないようにしているところがあったということに気づく。善良な自分像と無意識には理解している現実の自分の間のギャップみたいなものはときどき日常の裂け目から見えてしまうから、それが怖かったのだなと思う。建前と本音の分裂、と言われることはこのようなことではないかと思った。
私は善良な人間ではなく、自分のことが一番大事な人間であるけれども、そういう人間が敢えて人のことを大事にしようとしたり、人のために何かをしようとしたりするところに意味がある。つまりそれが成長ということだろう。自分は善良な人間だということを建前にしてしまうとそれに隠れた邪悪な本音が暴れ出すことになるが、善良でない自分がだからこそ人のために何かをする、それが自分自身をも成長させることなのだということを意識していれば、自分の前進は確実に意識できるし、隠された本当の自分というものに当惑したり悩んだりしないで済む。
善良でないからこそ、誠実に、真摯にやらなければ酷い目にあう。自分の身体に対しても、自分の精神に対しても、自分の仕事に対しても、自分の創作・芸術に対しても。
出来ない自分ではあるけれど、これだけのことはやっている、心がけているというのが自負というか誇りになるのだろう。スタートが問題なのではなく、ゴールが問題なのではなく、プロセスが問題なのだろう。人が生きるということは、生まれてから死ぬまでずっとプロセスなのだから。
仕事に出る前に、また少し体調の不良が起こってきたのだけど、とりあえず今は小康状態を保っている。うまくコントロールしながらこの身体とうまく付き合っていく、そういう方法をものにして行きたい。
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