ツイッターというゲーム/ポジティブシンキングフリー
Posted at 13/01/19 PermaLink» Tweet
【ツイッターというゲーム】
今週はずっとブログを更新した。一週間毎日更新したのはいつ以来だろう。これはいろいろな理由があると思うけど、毎日何かしら本を読んでいたということが大きいのだと思う。ここに書いていない本も含め、またマンガや雑誌を含めて毎日それなりに集中して本を読む時間があった。
ということは逆にいえば、ここのところそんなに集中して本を読んでいなかったということでもある。その間はどちらかと言えばネットを見ている時間が多く、移動の電車の中でもツイッターを見たり書いたりしている時間が多かった。ツイッターは情報はかなりリアルタイムで得られるけれども、思考が断片化するという問題ははっきりとあるように思う。ただそれはものを書くという生産性の上で問題はあるのだけれども、毎日を何となくそんなに気分悪くなく過ごすというだけの目標で生きているならそんなに悪くもない状態なのかもしれない。そういうのを逃避だと考えればネット、なかんずくツイッターは逃避にかなり向いたメディアである気がする。変な集中を外すためには断片的な情報の群れに自分の意識を投げ込んで、そこで瞬間的な役割を演じて離脱する、ということをゲームのように繰り返していればいい。そういうふうに考えれば、ツイッターというのは私にとってある種のゲームなのかもしれないなと思う。実際のゲームがどういうものかはよく知らないが、ときどき人の役に立ったりときどき社会問題について言いあったりぐはーとかぶふふとかいいながら適当に時間を過ごしたり、そんなことには向いているだろう。
まあ逃避だととらえると何と言うか悪いことみたいな気がするけど、そういうのはある意味アイドリングみたいな感じがする。走り出すにはまだ動機が足りないけど、エンジンはかけて置いて車を温めているみたいな状態。あんまりそれが長いのがいいとは言えないけど、あってもいいし時には必要な場合もある、そういうある意味遊びの状態で、遊び過ぎてもいけないが遊びがないのもよくない、みたいな意味で、必要といえば必要な状態、みたいな気がする。
今読んでいる本は必要があって読んでいたのだけど、これは自分自身にも何か返ってくるものがある気がする。いろいろ不勉強だったところを集中的に本を読むことで凄く理解が進んだ感じがする。もちろん素人としてなのでそれで十分ということでもなくまた実際に役に立てられるかもまだ心もとない部分もあるが、やはり読んでよかったしそこで深まったものを自分がものを書くときにどこかに反映できるのではないかと思った。
ピアノの森(20) (モーニングKC) | |
一色まこと | |
講談社 |
今朝は『ピアノの森』をずっと読み返していて(昨日などは『Giant Killing』を読み返していたりしたのだけど)、ここ数巻の間ほとんど出て来なかった初期の重要人物が出て来たのでそのあたりと最近の展開を読み直していた。やはり来るものがある。それからすごく久しぶりにアンジェラ・アキの「ダリア」を聞いたのだが、これもまた突然泣きそうになった。彼女は落ち込んでいた時代の曲というのはものすごくストレートにハートに来るものが多いのだけど、最近のものは全然心に響かなくなった。まあ彼女自身にとってはその方がいいのかもしれないが、そこに魂の響きを感じていた私などにとってはやや残念だ。しかし方向が変わったからと言って昔の曲が悪くなったわけではないので、ときどき昔の曲を聞けばいいのだと思った。
ANSWER | |
アンジェラ・アキ | |
ERJ(SME)(M) |
それから玉置勉強『ちゃりこちんぷい』を1,2巻通して読む。こういう底の方にどろどろしたものがある話というか、ある種のダークな情熱が感じられる部分は、それをすごくライトにしてある『彼女のひとり暮らし』よりも、作者ならではの世界なのだと思う。しかしこういうものを抱えて生きていると大変だろうなとは思うけど。その辺は『来世で会いましょう』の小路啓之にも感じることなのだが。
ちゃりこちんぷい 2 (ヤングジャンプコミックス) | |
玉置勉強 | |
集英社 |
【ポジティブシンキングフリ―】
ツイッターで「ポジティブシンキングフリー」という言葉があって笑ってしまったのだけど、私などは天然ポジティブシンキングみたいなところがあって、それゆえのネガティブみたいになることが多い。というと何を書いているか分からないと思うのだが、まあなんかその辺のところを作品にしてうまく書けるといいかもしれないなと思った。
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