性格と創作

Posted at 12/11/26

【性格と創作】

いろいろやることが多くて忙しく、なかなかブログも更新できないし、ブログに書けるようなことがあまりないということもあって、でも何日も空白を作りたくないと思いながら、とりあえず書き始めてみたりする。

体調もすごく良かったり(躁的なのか?)疲れがどっと出たりのパターンが一日のうちに何回か出て来たりして、我ながら調子をつかみにくい。やはり少し寝不足なんだろうとは思うのだが。

多分、私は、もともと基本的に「じっとしていられなくて、おしゃべりで、よく食べて、ぐっすり眠る」タイプの人間なんじゃないかな、と思う。そうでない方向に自分をコントロールしようとするところがあって、それが生き残るための擬態とか目立たせるためのかっこつけなのか、いろいろそれに反する面を見せようとするモメントが働いて、自分が複雑化してしまっているところがあるなあと思う。まあこういうタイプの人間はそういう明るい面がある半面、「心配性で、ビビりで、不安を持ちやすい」という部分があるから、そこを補うために自分をコントロールしているわけで、明るい面を出そうとするとそういう子どもっぽい面も出てくるところがある。っていうか楽しむことが好きなそういう明るい面も、まあいえば子どもっぽいわけなのだけど。

結局そのために、自分の行動を意識化してコントロールしようとすることになるわけだけど、創作をするということはそういう意識のコントロールを止めて本来の自分を解き放つという側面があり、面白い半面怖い部分も多い。

第1稿を上げて頼んで読んでもらったりもしているのだけど、自分でも想像しなかった意見をもらったりして面白いのだけど人がどう感じるだろうかと考えだすと不安もまた大きくなる。自分が十分効果を狙って書いているところもあり、またこれでいいのかよくわからないと思いながら書いているところもあり、そういうことそれぞれにどういう反応があるのか、まあできることはこちらがベストのものを書こうとすることだけで、読む側がどう感じるかをコントロールすることはできないのだ。作り手側にとって創作の怖さとはそういうところだろう。

第1稿だから少しラフな部分も残っているのでそのあたりをどう感じるかということもわからないし、逆にラフな方がはっとする印象になる場合もあり、それもいろいろ難しいのだけど、自分なりに完全にしてから最初に誰かに読んでもらうと逆に引っかかりが少なくなって印象が薄くなることも経験上あって、そのラフさをどう読む側が感じるのかということも理解して行けるとよいなとも思う。

とりあえず、とにかく、完成度が高いものというより、より引っ掛かりがあり、より印象に残り、より読んでよかった、ないしは今まで生きていてよかったと思ってもらえるような小説にしていきたいなと思う。そしてこれからもそういう作品を書いていきたい。

創作というものには、そういう意味で自分にも気がつかなかった、ないしは完全に忘れていた自分がもともと持っていた性格みたいなものを表に出してこざるを得ないところがある。それは表現にとっては重要なことだが、社会生活にとってはどうかと思うようなものであったりする。それをまあうまく折り合いをつけながら書いていきやっていくわけだけど、忙しくなってくるとどうすればベストなのかということも見えにくくなり、気分の上下が激しくなったりする。

気分という荒馬を乗りこなし、世間様にちゃんと常識的に受け答えしつつ、自分のやりたい表現に関してはどんどん行く、という姿勢が大事だなと思う。そういう姿勢自体は性格の問題ではなく、そう決めたかどうか、という問題なのだ。

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