『長嶋有漫画化計画』読了

Posted at 12/04/15

今日は昨日と違って天気はいいのだけど、どうも体調がいまいちすぐれなくてこれということができない。昨日入浴せずに寝て今朝熱めの風呂に入ったのがどうも失敗。ここのところ、朝のうちに風呂に入るという選択をして体調が崩れなかった時がない。やはり疲れていても夜のうちに入るべきだと思う。

今日などは結局将棋のNHK杯を見ているうちにうつらうつらしてしまったので食事を簡単に済ませてパジャマに着替え、しばらく本格的に寝た。しかしまた昼間に寝ると余計体調が崩れたりしてどうもよくない。生活のリズムに関しては最近どうも本当に保守的で、それを変えると辛くなる状態が続いていてなんだかなあと思う。

長嶋有漫画化計画
萩尾望都ほか
光文社

昨夜は帰京の途中で『長嶋有漫画化計画』(光文社、2012)を読了した。この本に出ている『コミPo!』というマンガ作成ソフトを帰ってから無料バージョンをダウンロードして使ってみたりした。まあちょっと使いにくいなあ、絵の好みが合わないからね。

昨日読んだのは陽気婢「エロマンガ島の三人」以降の作品なのだが、この「エロマンガ島の三人」と小玉ユキ「泣かない女はいない」がとてもよかった。前半の作品はどうも小説をマンガに落とす時にその齟齬がうまく解決できてないもの阿多かった気がしたのだけど、この二作はもともとマンガとして描かれたものを読んでいるような感じで抵抗がなかった。話としては青年誌に載っていそうな作品なのだけど、普通の漫画として読んだらそこはかとなく魅かれる、というタイプの作品だなと思った。単行本は買わないだろう、というくらいの魅かれ方なのだけど。

むしろ読みながら、私は長嶋有が羨ましくなった。自分の作品が漫画にしてもらえるなんて、すごく贅沢だなと。なんというか、自分の作品が舞台に出たり映画になったりというのは想像の範疇の中にあるのだけど、マンガになるというのはなんか夢物語みたいな感じがあって、つまり自分の中でマンガというものの占める位置はすごく高いところにあるということのようだ。

私の作品というのはどちらかというとマンガ家はしやすいものが多いとは思うのだけど、無意識のうちにそういうものを書こうとしているのかもしれないなとは思った。いや、むしろ漫画の影響を受けて作品を書いている、という方が当たっているのかもしれない。

で、帰ってからは別マガ5月号の『進撃の巨人』を何度も読み返し、ほかの作品もぱらぱらと読んだ。やはり思春期(つまり童貞期)の性的妄想の爆発みたいな作品が多いのは仕方ないんだろうけどもっと違う意味でのラジカルさのある作品をもっと読みたいなとは思った。しかし「進撃の巨人」を追いかけるためにしばらくは別冊マガジンも買うかもしれないなと思う。

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