『奈良美智 全作品集』を買う/『平清盛』の近代的解釈/私に影響を与えた一冊

Posted at 12/03/19

【『奈良美智 全作品集』を買う】

奈良美智 全作品集 1984-2010 Yoshitomo Nara: The Complete Works
奈良美智
美術出版社

昨日夕方帰京。昨日は午前中、家の裏の斜面に畑がたくさんあるのだが、そのうちの一面がうちの地所に生えている木の日陰になるので枝を落としてほしいと言われ、それを確認に行ったりしていたので斜面を登ったり下りたりしていたら結構腰が疲れた。午後は叔父の所に出かけて父の本ができたという報告その他をし、いろいろアドバイスももらって、そこから直接上京した。東京についたのは午後6時を過ぎていたが、東京駅の丸善によって漫画を探し、東村アキコ『海月姫』の9巻を買い、4階のカフェでハヤシライスのセットを食べて、なんだかすごく怒りが持続していて、その勢いで最近ずっと気になっていた奈良美智のカタログレゾネを買って背負って帰った。高いだけでなく重いのだけど、配達を頼んだら家にいなければならないので、どうせ雨も降っていることだし駅からはタクシーで帰ることにして、持ち帰ったのだった。

海月姫(9) (KC KISS)
東村アキコ
講談社

【『平清盛』の近代的解釈】

帰ったらすでに8時を過ぎていて、久しぶりに『平清盛』を見た。妻・高階明子をめぐる多幸感に満ちたエピソードが続き、おそらく今日明子は死んでしまうんだろうなと思ったが、思った通りになった。すでに次の妻・平時子も登場していて、どういうドラマ展開になるか。衝撃だったのは明子の死に逆上した清盛が加持祈祷をしていた坊主たちを足蹴にし、蹴飛ばしたり刀を突き付けたりする演出で、養父・忠盛が実父・白川院の血の強さをまざまざと意識し、「物の怪の血だ」と感じている場面だった。いくら白川院でも坊主をけったりはしないのではないかと思ったし、時代が下って江戸時代になっても歌舞伎の三世沢村田之助が坊主を足蹴にしたから業病になり足に壊疽ができて切断することになったという逸話があるくらいで、平安時代にそんな恐ろしいことはさすがに清盛でもしないだろうと思ったのだった。近代性が強すぎる演出だと思ったということだ。それとも平家物語等にそういう描写があるのだろうか。もしあるとしたらそれもまた、平家滅亡の因縁として描かれているだろうと思う。

九時からはN響アワー、最終回スペシャルの第一回。過去の素晴らしい演奏をいろいろ聞けたが、疲れていたので眠りがちになってしまったのは残念。

【私に影響を与えた一冊】

風呂に入りパブーのエッセイコンテストのテーマ、『私に影響を与えた一冊』について、ブログに書いたことを中心にまとめて公開した。書いてみるとなかなか面白く、このコンテストには三作品を応募できるようなので、自分の今までの人生の中で天気になったと考えられる三つの時期、誕生後・上京後・退職後のそれぞれについて影響のあった本について書いてみようと思った。昨日公開したのは退職後のことについてだが、だんだんさかのぼって書こうと思う。

今朝起きてから軽くモーニングページを書いて、上京後のことと誕生後のことについて簡単に書いてみた。枚数が多すぎることもあり、(制限は最大2000字、ということは原稿用紙5枚)ここから削らないといけない。しかしまあ、午前中に5枚とはいえひとまとまりの作品を二つ書いたのは久しぶりで、ブログを書く前にかなり疲れが出た。サンクスに出かけて朝食を買ってきた。カントリーマァムのシロクマという際物的なものがあったので買ってみたが、割とおいしかった。

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