感情の使い方

Posted at 12/02/08

【感情の使い方】

感情についていろいろ考えているうちに、感情は実体であるのか現象であるのかとか考えたりして、ここのところ私は感情というものを実体的にとらえていたのだけど、そうではなくて味わうものであったり、ないしは先入的に予想してとらえるあまり感度のよくないセンサーであったりするのかなというふうに考えなおしたりして来て、そうなると私自身の感じた感情とかについていろいろ書いてもあまり意味がないなと思えてきたりして、なんだか何を書くっちゅうもんかなという気がしてきたりしている。

感情は、実体ではないまでもたましいとか身体とかに近いものだととらえていたので、それを記述するとか、そう感じたままに行動してみるということをしばらくやっていたのだけど、どうもなんだかそれもあんまり妥当でもないんだなと思えてきたり。

私はもともと行動のときに、センサーとしても味わうものとしても感情をすっとばしてしまう傾向が、特に急いでいるとあったので、それで自分の位置が分からなくなって、自分が何をしたいのか見失ったりしたから、感情を重んじるようにしていたのだ。でもまあそれ一辺倒になってもまあちょっと滑稽なことで、まあちょっと滑稽なことをしていたのだけど、まあそんなことをする必要もないなあと思ったので、なんだか何を書いたらいいんだろうと思ったりしていたわけだ。

しかし書いてみて気づいたが、やはり感情というのはある種の重りというか、味わうことで自分の位置を知る、確かめることができるものなんだなと思う。「やっぱり私は○○が好きだ」とか、「○○から離れていると悲しい」と感じることで、そのものとの距離を測ることができる。感情を軽視しているとそれが分からなくなるから、やはりおろそかにしていいものではない。でもそれだけによりかかっていても何かが見えるわけではないということもよく分かった。感情の使い方がちょっと分かったということかな。

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