エヴァンゲリオンとエディプスコンプレックス/ちぐはぐな日

Posted at 11/11/18

昨夜はエヴァンゲリオンの11話と12話を見て3巻終了。シンジが父親の碇司令に褒められて、「そうされたいから乗ってるのかもしれない」と感想を言う場面があり、ちょっとうーんと思った。言われてみれば当たり前なのだが、エヴァンゲリオンってかなりあからさまにエディプスコンプレックスを下敷きにしているんだよな。父を倒す、ということと父に自分を認めさせる、ということはほぼ同義だから、やってることは同じなのだ。その場面を考えていて、エヴァンゲリオンが文学的だの何だのという批評をいままでそうかなと思っていたけど、そういう普遍的なテーマを中心に据えた構えの大きなストーリーなのだということは改めて思った。それで、自分がこの話に強い反発を感じていままで見られなかった理由も分かった。自分自身にそういうところがおおいにあるからなのだ。

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まあたまたまの部分もあるが、私は結果的に父の経歴を追いかけてしまっている部分があり、同じ高校を卒業して同じ大学を出、しばらくぶらぶらして都立高の教員になってしばらくして退職、というところまでパターンが同じだ。やってることは全然違うし性格も多分かなり違うのだが、よく、似ていると言われることはある。あんなにむちゃくちゃじゃないよ、と私は思うのだが、私も違う意味でむちゃくちゃではある。

子どものころは父はすごい人、偉い人だと思っていたし、高校生のころは尊敬もしていたが、大学生のころから冷たい人だと思うようになり、あるときから反発を感じ始めていた。そしてまあご多分にもれず「もう関係ないよ」と思ったりしていたわけだけど、父が衰えて来ると手伝わなければと思い始め、でも実際に手伝うと考え方の違いからけっこう対立したりして、お互いに助け合いはしないことはないのだけどお互いの仕事を認め合わないような感じになってたりした。まあ最後まで息子には負けんという気持ちの若さみたいなものがあったと言えばいえるんだけど。

だからやはり、自分としては自分の仕事で父に認めさせたかったということはある。教員をやってた時も「自分の方が上だ」とはっきり言ったこともあるが、そうしたら父は「まあ言ってればいいよ」と言っていた。まあ親子というものか。父がなくなったということはまあそういう意味で父に自分の仕事を認めさえる機会を永久に失ったということでもある。一方で父が生きているときには目の上のたんこぶというか邪魔でしょうがなかった部分もあるわけで、まあ親というものは子どもにとっては面倒なものだ。

今日は起きたら7時前でモーニングページを書いて自室と実家のゴミを捨てたあと職場に出て職場のゴミを捨て、家に戻って朝食をとり、少し創作のことを考える。昨日からキャメロンの『ずっとやりたかったことを、やりなさい』を読み返していて、モーニングページを日記としてではなくもっと自分に喋らせるためのツールとして使えるように心掛けようと思ったりした。思ったアイディアを思い出して書く、みたいな感じになっていたのだけど、どうもそれだと物足りなくて、もっとその時にうかんだことに正直に書くと考えた方がいいなあと思って。「心の中をのぞく」みたいな具体的なイメージを持って。

それからごちゃごちゃ用事をして病院へ行って、親戚の人にばたりと出くわしたり、母がいなくてなかなか戻って来ないのでエレベーターホールで待っていたり、そしたらリハビリに行って終わったのになかなか送ってもらえなくて遅くなったと言って怒っていた。まあそれなら留守だったらとりあえずリハビリの部屋に迎えに行ってしまうという手はあるなあと思ったり。

一通り必要な話をして病院を出てまずガソリンを入れに行く。いつも行くスタンドがなぜか人がいなくてなかなか来てくれないので痺れを切らして入れずに出てしまい、もっと安いところへ行ってさっさと給油した。他より高くてしかも人手不足というのではちょっとまずいんじゃないかと思う。それからツタヤへ行ってDVDを返却し、新たに4巻を借りる。それから別の本屋に行って『獣の奏者』の5巻が新刊で出ていたので最初から読んでみようと1巻があるか聞いたらないと言うので買わずに出た。今日は何かそういうのがちぐはぐだ。

それから車を走らせてユニクロへ行ってコート的なものとかを探す。生まれて初めてダウンジャケットを買ってみた。安いし。30年前に初めてダウンジャケットが出たころはあんなミシュランのキャラクターみたいなものをスキー場以外でだれが着るんだろうと思っていたけどついに買うことになったかと思うとしみじみする。まあユニクロは今年はダウン押しだったからまあいいかなと思って。着られるものの幅を広げるのもいいことだろうと。あとヒートテックのボーダーの長袖と靴下を買う。それから隣の西友で昼食の買い物をしたのだが客の人数が少ないのにレジの人数も少なく行列になっていてなかなか順番が回って来ないから、痺れを切らして違う列に変わったら元の列がどんどん進んで自分より10分以上あとに並んだ人が先にレジをされ、さらに自分の番がやっと回ってきたかと思ったらレシートの紙がなくなってロールを交換したりしてさらに遅くなる。もう立ち直れない。

八つ当たり気味に車を飛ばして帰宅し(よい子は真似しないように)、昼ご飯を食べてからエヴァの第13話を見る。この回の主人公は赤木リツコ。何かそういうつくりになってるな途中からここまでは。でも次回予告を見るとストーリーの根幹に関わる部分になりそうなので、話が進行し始めるのかもしれない。見終わった後、市役所に出かけていろいろ手続きをし、それから病院へ行って母と少し打ち合わせをした。

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