エヴァンゲリオン3号機事件を2011年に見ること/少女マンガ・少年マンガの方程式/子どもたちは何を見て(読んで)育ってきているのか
Posted at 11/11/20 PermaLink» Tweet
【エヴァンゲリオン3号機事件を2011年に見ること】
エヴァンゲリオン、第5巻の第18話まで見た。碇ゲンドウの冷酷非情っぷりが久々に爆発してシンジのムンクの叫びも全開。凄い回になった。ノゾミとヒカリとコダマ、歴史的に見てヒカリが一番お姉さんかと思ったらスピードの速い順だったらしく、ノゾミがお姉さんだった。見てない人にはわからない話だが。
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「(父さんのことを)分かった気になってるだけさ」という加持のセリフが何の伏線、フラグかと思っていたが、こういう展開の伏線だとは思わなかった。それにしても2011年、すでに『まど☆マギ』を見ている私はトウジは死んだんだろうなと思っていたが、そこはやはり1995年の作品なんだろうな、まだ生きていた。まあ「シンジくん大ショック」であることは間違いないが、それにしても時代の違いを感じさせる。まあこれもまた少女が主人公なのか少年が主人公なのかの違いなのかもしれない、ということも少し思うけど。
と書いてから、いやいややはりそう思ってるだけでこれからまたまた人死にがでるのかもしれない油断大敵と思い直した。
昨日は昼過ぎから仕事で6時半まで。終わりころに飛び込みの用事が発生してそれを片づけるのに7時半ころまでかかり、それから病院へ行って、少し母と話をして帰った。弟は5時半ごろの電車で帰った。まあでも他の兄弟がいてくれると気が楽でいい。
家に帰って夕食を食べ、テレビをつけたら日本シリーズをやっている。解説が日ハム新監督の栗山とダルビッシュだというのも微妙すぎて可笑しい。清武とナベツネならもっと面白いけどそりゃないわ。今回は全く外弁慶シリーズというか、両方ともアウェイでしか勝てない。いや野球ではビジターというべきか。これで3勝3敗になったから、今日決まることになる。どんなもんだろう。相撲は全然見てないけど、今どうなってるのかな。キセノンの大関昇進はまだあるのだろうか。途中で展開が膠着したのでエヴァンゲリオンの第16回を見て、またシリーズを見たら9回になっていたが、まだ時間がかかりそうだったので車でツタヤへ出かける。途中カーラジオでシリーズの展開を聞いていたが、上川の橋を渡る頃岩瀬から浅尾にスイッチし、駐車場に停車してミラーをたたんでいたらゲームセットになった。
【少女マンガ・少年マンガの方程式】
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ツタヤで第5巻を借りて、少女マンガ雑誌で一番売れているということを知った小学館の『ちゃお』を買ってみた。うちへ帰って第17回を見て、自室に戻って『ちゃお』を読んでみる。絵柄とかは昔(40年くらい前)とだいぶ変わっているけれども、テーマ的にはあまり変わってない感じだ。憧れの男の子は昔はジャニーズ系のただきらきら明るい感じの子が多かったように思うが、見た範囲ではどちらかというとシャイなテレ屋さんが増えている気がする。まあしかしテーマ的には「恋に恋するお年頃」的な、「憧れの男の子とずっと一緒にいられたら、それはとっても楽しいなって。」という感じのストーリーだなという印象。それは40年前と基本的には変わっていない。昔の別マとかはコミカルな展開だともっと周りのおじいさんとかおばあさんとか他のご近所さんたちがたくさん出て来るような話が多かった気がするが、そういうご近所さんは消滅したのかなという印象がある。それがまあ時代の変化というものなんだろうか。
少年ジャンプとかでも基本的に「友情・努力・勝利」という方程式が変わってないことは、「One Piece」などを見ていても思うし、まあ万人に子ども受けするものがそんなに大きくは、本質的には変わってないんだろうと思うけれども、どんどん地に足がついてないというか足をつけるべき「地」、つまり「地域社会」は消滅しつつあるんだなという感が少年マンガに関してもするなあと思う。
なんだかやたら疲れていて、11時前には布団の上にあおむけになって寝ていた気がするが、ちゃんと着替えて歯を磨いて寝たのは2時だった。
【子どもたちは何を見て(読んで)育ってきているのか】
エヴァンゲリオンが発表されたのが1995年の阪神淡路大震災の年、まど☆マギが発表されたのが2011年の東日本大震災の年、というのもなんだか、原発事故のおまけまでついて、これがホントのセカンドインパクトという気がする。
創作の上で、誰に向けて書いているのかということが分からなくなることがよくあり、12~3歳くらいの少年少女と思っても、彼らがいったいどういう文化的背景を持って育ってきているのかどうもわからなくなることがあるので、意識的にそういうリサーチをしていかないといけないなと思う。いままでとにかくやみくもに書いていたけど、何作か実際に小説を書いてしまうとやみくもなエネルギーはもう出にくくなっていて、相手の姿を見ながらでないと書けない気がする。そうやって振り返りながら、書きたいもの、いいたいことを探してはっきりさせて表現して行くようにしようと思う。
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