イマジネーションの暴走/所属しないキャラクター

Posted at 11/10/31

昨日。午前中にブログを書き、品川に出かける。メリディアンパシフィックホテルの跡地によくわからないけどいってみた。もう10年以上行ってないのでよくわからずに行ったが、3階の庭の見えるカフェみたいなところに入る。思ったよりもよかった。そこで二時間と少しIT業界の若い人の話とかを聞いて、いろいろと考えたりした。やはりとても切れるというか話のまとめ方のうまい方で、自分のことを振り返ってすごくいろいろ考えて、イマジネーションが湧き上がった感があった。こういう小説を書いて欲しい、という話がすごく勇気付けられるというか元気が出る話でありがたかった。

品川駅で別れ、私は新橋に出て銀座を歩く。ここのところあまり「歩く」ということをしていない、というか9月の腰痛以来ちゃんと歩いてなかったのだけど、昨日は新橋から銀座四丁目まで歩いて木村屋でパンを買い、教文館でジョブズの伝記の1巻を買った。なんとなくマンガを探そうかなと思って有楽町まで歩く。西武のあとに入ったルミネが最初の日曜ということなのか大混雑で、横を通っただけなのだけど「最後尾」の札を持った人がうろうろしていた。

丸井に入って最上階までエスカレーターで上り、ツタヤのマンガコーナーを物色。結局買わなかったけどなんとなく情勢把握できる感じが面白い。エスカレーターで降りる途中、メンズのものでいくつかいいなと思ったのはあったけど買わなかった。それから交通会館の三省堂を少し歩いて、梅花堂で子福餅を買おうと思ったら店舗がなくなっていた。仕方ないので向かいのどさんこプラザで夕張メロンアイスとミックスのソフトクリームを食べた。

本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)
宮崎駿
岩波書店

それから銀座に戻って夕食でも買おうかなあと思ったけどなんとなく気が進まず、取りあえず日本橋まで歩くことにした。今思うとちょっとこの辺が歩きすぎだったかもしれない。日本橋の丸善で本を物色し、宮崎駿『本へのとびら』(岩波新書、2011)と内田樹『うほほいシネクラブ』(文春新書、2011)を立ち読み。結局両方とも買わなかった。オアゾへ行ってプレッセで夕食を買い、東西線に乗る。電車の中でやはり宮崎の本は欲しいなと思い、地元の駅前の文教堂であったら買おうと思って行ったらあったので買った。児童文学の紹介なのだけど、後半部分は彼の人間観に関する話でこれもまた面白かった。まだ立ち読み以上は読んでないのだが。

しかしいろいろなことで疲れが出たらしく、N響アワーを見ようと思ってつけたチャンネルでやってた『オーケストラの森』という番組を見ているあいだに寝てしまった。

4時ごろ目がさめてどうも目が冴えた感じがして入浴して少しネットなど見たがどうも調子がおかしいのでもう一度寝て、その後二度も三度も寝たり起きたりしている。なんだか精神的なイマジネーションが解放されただけでなくて、肉体から発する何かのイメージが混沌としたものが流出した感があり、なんだかよくわからない状態になっている。ああそうか今日はハロウィンか。何か私の体の中にも万聖節の前の日ということでいろんなものがやってきてるのかもしれないな。ちょっと騒がしい感じ。

ツイッターにも書いたのだけど、昨日話していて思ったのが私はグループに属さない子どもだったなということ。どこのグループにもけっこう気軽に顔を出すけどどのグループにも属さない、という感じ。そういえばまあ今の生活形態も東京にも田舎にも属さないという感じは同じだなと思う。私の子どものころの最初の記憶が、近所に遊びに行って泣かされて帰ってきたこと。冒険心なのか親に遊びに行ってきなさいと言われて出かけたのか分からないが、最初の記憶がそうだということは、まあ親も無頓着な時代だったんだなと思う。ママ友だの公園デビューだのかまびすしくなってもう何年も経つが、46年前はそんな考えさえなかっただろう。しかしまあ多分そういうことで人といるのは好きなんだけど一人で本でも読んでるほうが落ち着くというキャラクターが形成されたんだろうなと思った。所属しないことの気楽さが所属することの安心より今でも強い。

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by Luke Peterson

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