アイデア出しなど/「魔法少女まどか☆マギカ」コミック版」/作品と現実世界の関わり

Posted at 11/10/05

【アイデア出しなど】

昨日帰郷。昨日は疲れていて仕事ももう一つだったのだが、今朝は起床のときにどうも漠然とした不安が押し寄せていて、いろいろ理由を考えたら自分がやるべきこと、つまり創作をちゃんとしていないせいだということに気がついた。そういう意味では不安というのは役に立つというか、自分というものを根本的に見直すきっかけになる。風邪をひいたり腰痛を起こしたりしなければ自分が無理をしているということに気がつかないように、心の面でも何か不満に思ったり不安に思ったりすることがなければ自分の心が今どういう状態なのか正確に把握できないなと思った。

というわけで今日は起きてから新しい作品のアイデア出しをして、いろいろ出てきてはいるのだけどなかなか完全にこれ、というところまではいっていない。ここのところいろんなことがありいろいろなものを読んでそれぞれに影響されているのでその中から自分が本当に書きたいテーマとストーリーを選び出し、一番書きたい、で実際に何とか書けそうな題材を見つけ出して書いて行こうと思う。今回はあまり制限をつけずに数百枚規模のものに取り組んでみたいと思う。技術的にもいろいろテーマをもってやってみたいこともあるし、ここのところいろいろ勉強した成果を実作で生かしてみたいと思う。

【「魔法少女まどか☆マギカ」コミック版】

というわけで今日は午前中ずっと創作にかかりきっていて、ブログを長々と書く時間はなかった。それでも『魔法少女まどか☆マギカ』のコミック版は読了。アニメ版とは違うところもときどきあるが、二巻三巻になるに従って描き手のハノカゲさんの気合の入り方がどんどん高まっているのがすごく感じられて可笑しかった。アニメ公開後のコミカライズではなく原作からの描き起こしで、放映と並行して作画して行ったようなので、最初の方にしか出て来ないマミの戦闘シーンとかについては忸怩たるものがあったようだ。3巻は独自の気合の入れ方がすごくなって、原作にもないであろう場面とかも出てきた。特にラストシーンはアニメとは違えてあるのだけど、この終わり方も好きだなと思った。DVDは何度も見なおすのが少々億劫だけど、マンガだと気軽に読み返せるので、やはりコミック版も買って良かったと思った。

魔法少女まどか☆マギカ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
ハノカゲ
芳文社

【作品世界と現実との関わり】

あとはテーマを設定してから(まだ完全に決めたわけではないけど)いろいろ本を読んだりしている。そう思って読む読書は、ランダムに漫然と読む読書とは全然違う。何を重視して何を拾うか、自分の創作に関わることだから見る目が鋭くなる。やはり漠然とでも何を書くか決めて、それからいろいろな本を当たってイメージを膨らませるという方法論をとってみた方が途切れずに創作を続けられるかもしれないと思った。なにしろ習作をのぞいては前の作品を書いたのは6月で、その前は昨年になる。やはり物を書いていないと自分のアイデンティティが不安定になって来るところがあるので、そういう意味でも書き続けていたいというところがあったりする。

完全なフィクションにして現実の世界に言及しない(たとえば小説内にスマホとかを出したりしない)のか、現実の世界をある程度舞台にするのかとか、けっこう小説世界の雰囲気(これを世界観と呼ぶのは誤用だと思う)を左右するので、考えどころだ。一時完全なフィクションの世界にしていたのだけど、今はもっと現実から養分をとるような書き方をした方がいいかもしれないと思っている。

それにしてもどうも私は奈良美智の絵が好きだな、と本の表紙を見て思う。

不安の力 (集英社文庫)
五木寛之
集英社

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by Luke Peterson

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