雨の日はバスに乗って/夕方の書店でまど☆マギを前に考える

Posted at 11/09/27 Comment(2)»

【雨の日はバスに乗って】

昨日。おとといは出歩いてかなり疲れたのでなるべく家でおとなしくしているようにしたかったのだけど、区役所から簡易書留が届いているという不在通知があって、その期限が昨日だったのでしかたなく集配郵便局まで出かけた。本当はいつも行く駅の前に大きな郵便局があるのだけど、そこは私の住んでいる地域の集配局ではない。いつもなら自転車で行くのだが雨が降っているし、腰の調子もあまりよくないのでバスで出かけることにした。

こういう日のバスはこんでいる。ちょうど1時くらいだっただろうか。バス停は屋根がついていて、ベンチもある。私はおばあさんの隣に腰を下ろしてメールの返信を書き、来たバスに乗った。バスの中はこんでいて、本当なら立って席はお年寄りに譲りたいところだけど私自身がちょっと大変なので座っていた。外は雨が降っていて、なかなかバスは前に進まない。信号の前にバス停があると青信号でバス停に止まっても乗降中に赤に変わってしまったり、降りるバス停の直前に信号があってなかなか信号が変わらなかったり。ようやく一本北を走る地下鉄の駅前のバス停について、傘を差して降りる。歩道もこんでいる。

郵便局まで行くと同じ不在票を持っている人がいて、何か郵便を受け取っていた。私も受け取って表書きを見ると、国民健康保険の保険証だった。そうか、切り替え時期だったのか。私は原則、病院へ行かないのでほとんど使わないのだけど、でも何かのときにお世話にならないとはいえない。こんな日にこんな体調で面倒だなとは思ったけど、取りにきてよかったと思った。それにしても、不在票に内容を書いておいてくれればいいのにと思うけど、でもある種の身分証なわけだからそういうことを書くわけにも行かないのかもしれない。

郵便局の前のダイエーによって昼食の買い物をし、またバス停まで歩く。ちょっとした荷物なのに、けっこう腰に負担がかかる。おとといも思ったが、今一番腰に負担を感じるのは歩くことと荷物を持つこと、そして伸び上がる動作をすること。普段ならなんということもないようなことが引っかかるのはいやだなと思う。

帰りのバスはまたこんでいたが、取りあえず座れた。二人がけで、隣はおじさんだったけど。おじさんが三つ先のバス停で降りてからは一人になってだいぶ余裕ができた。車内もそこでかなり空いたのだけど。家の前のバス停について、交差点に歩く。雨はまだ降っている。


【夕方の書店でまど☆マギを前に考える】

昨日は午前中、ずっとブログを書いていたのだけど、このパソコンの椅子の位置や高さ、ないしはモニタの位置が余りよくないのか、かなり腰にこたえる。こういうことは普段はあまり気にならないので、むしろこういうときの方がちゃんと調整しなければと思うからたまにはいいのかもしれない。今これだけのことを書いても左の腰の辺りが少し張った感じがする。

夕方になって、気分転換に出かけることにした。一応傘は持ったけど、ほとんどあがっていた。黒いウィンドブレーカーを着て、そこに財布や鍵を突っ込んで出かける。荷物でなくて身の回りの品を上着に突っ込めるのは楽といえば楽だ。もうそんな季節になってきたんだなと思う。

駅前の書店で本を物色したけど何も買わなかった。『まど☆マギ』のコミカライズがあることは確認した。『まど☆マギ』もWikipediaを読むと出てきた魔女それぞれに性格があるということが書いてあったが、そういうことがDVD版アニメ以外のバージョンで明らかにされているのだろうか。特に、最後の平行世界でまどかが変身してしまう魔女が『救済の魔女』と呼ばれ、その性質は「慈悲」だ、というような設定を読んでしまうと、表面に現れた部分だけでなく、実はものすごく深いところまで設定してあるんだということでほとほと感心してしまう。

amazonでみると設定資料集など、ジブリのアニメでもあるけれどもそういうのがあるようで、いろいろな場面を詳細に考えてみるにはそういうのもいいかもしれない。あんまり突っ込んでいく気もしないが、魔女や異空間の設定や詳細なデザインなどはもう少し知りたいなとは思う。

それにしても『ユリイカ』増刊で特集が組まれるのか。そんなこともまあ、昔ほどたいしたことではないのだけど、やはりそれだけのことではある。

ユリイカ2011年11月臨時増刊号 総特集=魔法少女まどか☆マギカ 魔法少女に花束を
クリエーター情報なし
青土社

お勧めされたものだが、山川賢一『成熟という檻』(キネマ旬報社、2011)も面白そう。確かに私はこちら方面の基礎知識、基礎的な教養がかけているので、物を考える上でもこういうものを一つくらい読んでおいたほうが助けになるかなという気はする。

成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論
山川賢一
キネマ旬報社

これも面白いんだろうか。

キネ旬総研エンタメ叢書 「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方
沼田やすひろ
キネマ旬報社

歩くのは大変かなと思ったのだけど、荷物がなければそうでもないということが分かった。帰りは雨は上がっていて、ゆっくり歩きながら帰った。

夜は早く寝てしまったので4時前に目が覚めて、それから入浴したり活元運動をしたりモーニングページを書いたり。今日は余白の時間が十分に持てた感じがする。

今日は旧暦9月1日。六曜がいきなり変わっていたので驚いた。今日は先負。私的には、穏やかに一日をすごすべき日。

"雨の日はバスに乗って/夕方の書店でまど☆マギを前に考える"へのコメント

CommentData » Posted by Riezon at 11/09/28

こんにちは。日本語としての「エスプリ」の定義について、明瞭な見解をあげているものがないかなぁーーと検索をかけていたら、貴方殿の本の紹介ページ(ブログ)に行き着きました。岩波文庫について好意的に書かれているところに惹かれたのか??御文面に何かを感じのかた、他の日に記事も拝読しているうちに、ことごとく当方と違う方だ!(もちろん大変良い意味です!)と思ったものの、何かが全く切り離せない、、そんな(大変厚かましくも)匂いのようなものを、ネットながらも感覚に覚えたのでしょうか、、又少しランダムに拝読させて頂いたところ、そうですか、、というかんじで。。松本のご出身だったのですね。。実は当方もそうなのです。ここなのかもしれません。何か。。というところは。・・・自治会の「草刈」のお話然り、、当方の母も出動!させられていますので、お近くかもしれませんね。ときに女性的?なやわらかさのような空気感をこれも勝手ながら感じてしまったので、どのような方??と思っていたのですが、プロフィールのお写真から男性と判明!当方の姉と同じご世代かもしれません。。一言(長くなりました!)送らせて頂こうか如何なものかとためらいましたが、こんな巡り合わせもなかなかないと思い一言まで。松本を大学で出てきてずいぶん経ちました。四方を山に囲まれ、ときにその山こそが自分の越えるべき山なのだと大きな勘違いをし疎ましくさえ思っていたものですが、今の自分の価値感の根底は、あの里の日々の空気にあると思います。(実はそれが厄介でもあって不器用人生の一因でもあるのですが・・・。)・・・・すみません、何とはないのですが、思わず一言でした。又立ち寄らせて頂き有用な情報の数々より勉強させて頂きます。

CommentData » Posted by kous37 at 11/09/28

>Riezonさん

はじめまして。松本出身の方なのでしょうか。私は松本にもよく行きますが、現在位置は諏訪です。週末は東京に帰っていて、土帰火来の生活になっています。

いろいろ読んでいただいてありとうございました。フランス文学関係のお仕事をなさってるのでしょうか。私は大学院では西洋史でフランス革命をやりましたが、もうフランスについてはお役にたてるようなことはあまり書けないかなあと思っています。すみません。

メールや書き込み、コメントは全然拒んでいませんのでいつでもどうぞ。ただ、スパムが多いので承認制にしているだけです。ご遠慮なく。

またいつでもご来訪をお待ちしております。書き込みありがとうございました。^^

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