日原鍾乳洞

Posted at 11/08/22

一昨日の夕方、仕事を終えて特急で立川まで行って乗り換え、青梅へ。家族旅行ということで弟の会社の保養施設へ行った。ほかの兄弟たちと母は午後のうちに行っていたのだが、私は仕事が終わった後になった。父が亡くなってから家族旅行をするのは初めてで、今回は一番上の姪が大学受験ということもあり、義弟と二人で留守番になったが、それでも大人子ども合わせて14人という大所帯になった。生憎の雨であくる日も行く先がなく、鍾乳洞なら雨が降っても大丈夫だろうということで日原鍾乳洞へ行った。

私はここへ行くのは初めてだったのだが、思ったよりずっと深い山に分け入る道で、車のすれ違いも大変な道を何十分も行ったのでなかなかだった。見渡す限りの鬱蒼とした杉の山で、石灰岩質の山は時々変わった形の地形を作り出していて、セメント工場があったりもした。鍾乳洞もそうしたものの一環としてそこにあるわけだ。

一番小さな5歳の姪が「お化けが出る」と怖がって鍾乳洞に入らなかったので母と二人で食堂で待っていたが、中はなかなか回りがいのある洞窟だった。印象的だったのは水琴窟といって水音がとても澄んだ音を立てている場所と、大きなドームのようになったところ。それから新しく通れるようになった(といっても数十年前だが)洞窟がものすごいアップダウンがあって、足を骨折してギプスが取れたばかりの小学校低学年の甥はそこで待機させることになった。洞窟の中はひんやりとして、私はたまたま長袖にウィンドブレーカーを着ていたので平気だったが、半袖の人たちはだいぶ寒かったようだ。

まあそんなことが一番メインイベントで、食堂でとろろを食べたり吉野街道の売店でソフトクリームを食べたりして八王子駅まで送ってもらって解散となった。

今回に限らずいつもそうなのだけど、こういう旅行の計画は妹たちや弟に任せきりなので自分でいろいろ確認したりせず、また全体像をちゃんとつかんでないので結局なんとなく疲れてしまうことが多い。ただ彼らの生きるペースみたいなものを感じて、こんな風に生きてるんだなあと感じることが、自分の人生の一部にはあるんだなと思ったりする。

5歳の姪が夜鼻血を出してなかなかとまらず、下の妹が鼻をずっと押さえたりしていて、昔とは鼻血のとめ方が違うねという話をしていたら、私も子どものころはよく鼻血を出してなかなか止まらなかったという話を母がしていた。私はそんなことは全然忘れていたので、自分も子どものころはそうだったんだなあと感心した。私は確かに今でも時々鼻血が出るのだけど、今ではもうあまり気にしていない。それでも時々出るのでひょっとしたら何かあるのかもなあと思っていたのだけど、まあ子どものころからそうならそう心配することでもないんだろうと思い直した。私は記憶力はいいほうだと思うけど、それでも自分のことでも覚えてないことはあるんだなあと変なことで感心した。

帰りに東京駅で降りて丸善により、小沢征爾『ボクの音楽武者修行』(新潮文庫、2002)を買った。

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)
小澤 征爾
新潮社

夜は疲れていて9時半には寝てしまった。今日はまだなかなかペースが元に戻っていないのだが、取り敢えずブログだけでも更新しておく。

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