昔の恋人

Posted at 11/07/22

【昔の恋人】

昨日は体を見てもらいに出かけて、お腹の調子がよくなかったと言われたのだけど、見てもらったあと、全体的にだいぶ調子は良くなったような感じがする。小説を書いていて、アイディアを出すと腰の調子や腹の調子が悪くなる、というのがパターンになっていたのだが、何というかそれは無理にひねり出そうとするところにその原因があったんじゃないかなという気がする。いやまあよくわからないけど。

昨日は久々に仕事が早めに終わった。今朝は起きたのが少し遅めだったが、朝食までずっとモーニングページを書いて、自分のことをいろいろ振り返ったりした。自分がどういう人間づきあいのタイプをしてきたか、というようなことを考えて書いたのだけど、あまり自覚してなかったいろいろなことがいろいろ出てきて面白いというか興味深いというか。特に女性とどういう付き合い方をしてきたかというのを振り返ると自分が主観的に思っていたことと現象的にこういうふうになっていたということ、そしてその人との付き合いで何を得たかというようなことを考えると、主観的にはかなりその人との付き合いがすごく大変だという印象しか残っていない人との関係で、実は自分がこの世で生きていく上で重要ないろいろなことを得ていたということを自覚したりした。

何というか、私は田舎者だったし少し変わった育ちをしているから女性と付き合うと言っても常識がなくて、でも大学に入って最初に深くつきあった人とは本当に学生ノリの付き合いだったから特に支障はなかったのだけど、次に付き合った人が基本的には都会の女の子で、女の子がこういうふうにしてほしいと思っているとか、こういうときにこういうことをすると怒るとか、こういうときにあんなふうにすると白けるとか、まあ具体的には想像にお任せするが、そういうことをすごくいろいろ学んだ気がする。どういうところに連れて行ってもらいたがっているとか、どういうことを楽しみにしているとか、まあもちろんこちらもすべて対応できるわけではないし当時はホントいろいろあって大変だったのだけど、まあ3歳上の私の方がある意味本当にいろいろ教えてもらうような関係で(こっちの方が偉そうだったけど基本的には)、その中で旅行をするときの楽しみ方とか気持ちのいい喫茶店で話をすることとかまあもっと突っ込んでいろいろあるけどちょっとアレなので書けないこととか、今まで経験してないから知らなかったけど経験してみると私自身がすごく好きで、今の生活の基調になっていることをかなり彼女との付き合いの中で身につけたということを今日昔のことを思い出していろいろ書いているうちに「そうだったんだな、考えてみれば」と思いだしてきた。

その人との付き合い方はある面に関してはお互いにめちゃくちゃ傷つけ合うような壮絶な付き合い方だったのだけど、本音と建て前と見栄と思いやりといろいろなものがぶつかり合って考えてみると本当に今でもあのときに思ったこととかが自分の中のかなり中心の方にあったりする。こちらが向こうにどのくらいの影響を与えたのかはよく分からないけど、向こうがこちらに相当影響を与えたことは確かだなと思う。というか、自分の中が開発されたということだろうか。逆に言えばあの当時は、新しいものをどんどん吸収する力があって、今まで触れたことのない文化に触れて、なんだか半分強制的にそうなったみたいなところもあったが新しい世界を経験したということなんだなと思う。

今でも彼女が、あのときああいうふうに言ったな、と思いだすことがある。その人との付き合いはキツ過ぎて結局あまり長くは続かなかったけど、本当にいろいろなことを考えさせられたなあ。恋人としてでなく、友だちとして付き合っていればもっと多くのものを得たりしながら付き合い続けていられたのだろうか。今となってはよくわからないけど。文章変だけどとりあえずそんなことで。どんなことだ。

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