六本木で／知りたがり／土の匂いのするもの

朝から雪が降っていて、今のところ（午後３時現在）家から一歩も出ていない。きのうは六本木に出かけて奈良美智のプリントを見に行ったのだけど、残念ながら買える値段ではなかった。まあ、１００万程度の臨時収入があったときに新作のプリント程度のものを記念に買おうと思う。そういう臨時収入があるように頑張らないといけないが。結局、Geisaiに出品歴のある若手アーチストの作品に買ってみようかなと思ったのがあったので、それを買って帰った。温井裕子さんの『巫女ロッポちゃん』。奈良さんのプリントに比べれば格安だが、一品もの。やっぱりアートというものは買って自分のものにして見ないと分からないことは多い。それは骨董について白洲正子が言っていたことと同じことだなと思う。来週はGeisaiがある。

「やりたいことマップ」を作ってから自分のしたいことがわりあいはっきりしてきて、自分の考えたこともその中でどこに位置づけたらいいのかとか、いろんなことを考えられる。ただ、いろいろなことに対する興味がずいぶん出てきて、私は知りたいことが実はかなりたくさんある「知りたがり」であるということを久しぶりに確認した。ツイッターでフォローしている人たちの出してくる話題はどれも面白く、ついそれについてネットでいろいろ当たってしまう。ツイッターで私と私がフォローしている人たちの言及したネタについてジャンル別に整理してくれるサイトがあってこれは便利だなと思うのだけど、自分がアクセスしたすべてのリンクの履歴についてこんなふうに簡単に整理してくれるサービスがないものかと思う。個人情報に関するものはもちろんカットオフできないと困るけど。

今日はそのほかには部屋の整理をしていて、大体お金の出入りに関することとバックナンバーが溜まっていた『月刊全生』の整理をしていた。しかしまあ、お金に関することの整理というのはやっているうちに頭が痛くなってくる。現金の出入りに関するレシートを整理して出納帳を付けるのは嫌いではないのだけど、引き落とし関係の書類というのはどうもお金の持つリアリティがあんまりなくて、あんまり好きではない。やはり自分にとってお金というのは土の匂いのするべきものなんだなと思う。