売る方をがくっとさせること

Posted at 11/02/17

昨日。ちょっと考えなければいけない案件が入ってきて、それについて考えていたら他のことはできなくなった。今朝起きてからもそのことについてだいぶ考えて、そのあと新しい小説の概形というか、そういうことをやっていたらどんどん時間が過ぎた。

11時ころ出かけて銀行へ行き、郵便局によって支払いなど。そのあと蔦屋に行ってDVDを返却して帰宅。車の定期点検の予約の電話を店に入れ、昼食後でかける。点検のついでにあちこちにある傷を修理するのにどれくらいかかるかという見積もりを出してもらったら、相当かかることが分かった。それはまあ、予想はしてあったのだけど。ただ期間的に考えてもいま急いですることもないなと思い、バンパーの交換だけで済ますことにした。

その時に感じたのだけど、いろいろ考えて話を聞いて、結局今はバンパーだけお願いします、と言ったらがくっという空気を感じて、あ、何かまずいことをしたか、と思ったのだった。私は、難しい買い物をしようとするときにいろいろ聞くだけ聞いてその時は一番安上がりの方法をとりあえず取っておくということがよくある。そのとき、売る方の心理としてはある程度の売り上げがもう心の中で計算されているのだろう。それでやっぱりやめる、とかやっぱりこれだけにする、というと、どうしてもがくっと来てしまうのだと思う。というか、自分も売る側の立場の時はそういう経験はないことはない。で、その時がくっときた自分をまずいと思い、奮い立たせて何事もなかったかのように明るく対応する、という空気を感じると、本当にこちらも悪いことをしたなあといたたまれないような気持ちになるのだ。かといって注文を変えるわけではないのだけど。

まあ日本人だからそうなので、アメリカとかでそれをやると実際露骨にいやな顔をされたりする、こともある。少し話を聞いてひょいひょいと高い買い物をするということもあるけど、まあつまりは自分で納得できないとやっぱりおいそれとそう高い買い物はできないのだよなあ。しかし話を聞くということはやはり向こうに期待感を持たせるわけで、何かそのあたりのところ、どういうふうに振る舞っていいのか難しいと思ったりして。

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by Luke Peterson

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