一周忌を終えて年賀状を書く/中崎タツヤ『もたない男』

Posted at 10/12/18

ここのところ仕事が忙しい。仕事場に出る時間を30分早めることにした。まだそのペースで回転していないのでよくわからないが、仕事が軌道に乗せられる時間が少し早くなる気がする。やらなければならないことが多いから、準備も結局多くなるわけで、まあそれでいいかなと思っている。

今朝は年賀状の作業。父が出していた人たちに昨年は喪中欠礼の葉書を出し、今年は一度年賀状を出して、来年以降はその反応を見て考える、という感じだ。付き合いが続く人、続かなくなる人、どのようにでてくるのかよく分らないが、いろいろな人付き合いの多い人だったから、まあそれはそれで面白い感じもする。知り合いの人たちの中には葬儀もしなかったり本当に身内だけでしたりする人もいて、そういう時代なのかなというふうにも思うのだが、私などはやはり葬儀のときに知り合いの人がたくさん集まるその感じが嫌いではないので、淋しい葬儀というのはあまり好きではない。人がたくさん集まる葬儀というのは大変だしお金もかかることは確かなのだけど、私はやってよかったなと思う。一周忌なども準備が大変ではあったが、やってよかったと思った。そしてそれを終えての復活の年賀状。なんだかしみじみするものがある。

もたない男
中崎 タツヤ
飛鳥新社

中崎タツヤ『もたない男』読了。あと少しになっていたのを今日読んだ。基本的に、最初にがらんとした仕事部屋の写真を見た衝撃が最大のインパクトだったが、自分の書いた原稿は全部シュレッダーにかけて捨ててしまったとか、私だったら絶対やらないということが多くて、すごいなと思う。なんというか、世の中にはいろいろな人間がいるんだなということは思うが、物に対するこだわりというのも案外馬鹿馬鹿しい部分があるんじゃないかということを考えるきっかけにはなった気がする。中崎の場合は物に縛られる感じが生理的にイヤで物を捨てているという感じなのだけど、案外そういうものも生理的な次元の問題何だなということは確認した感じがあった。

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by Luke Peterson

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