純正律パイプオルガン/自分の内側でほのかに輝いている光/『燃えるスカートの少女』

Posted at 10/11/14

ああ、ブログの更新が遅くなった。

昨日からあることについてずっと考えていて、朝はそのことについて友人にメールを書いていたら長大になってしまい、書くのに3時間くらいかかった。午前中はほとんどそれで。

アリオ北砂に行って昼食を買い、帰ってきて食べてからようやく小説に取り組み始めたが、どうものりが悪くなかなか集中できない。BSジャパンで純正律パイプオルガンを作った日本人技師(森鴎外と同時期にドイツに留学していたという)の作品を求めてドイツ・オーストリアを探索するという番組をやっていて、思わずずっと見てしまった。こんなに面白いなら最初からビデオに録ればよかったと思ったが、時既に遅し。まあでも一通り見られたからよかったと思った。

それをみた後もう一度読み始め、ようやく集中してきてA4に3枚ほど書く。何も決めないで書き始めるとよく分からない展開になってきて、それでいいのかどうか後で考え直すことになる。一通り書いて展開に詰まってから出かける。歩いている途中にいろいろとアイディアが湧き出してくる。そういう状態。

一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
石井 裕之
フォレスト出版

丸の内丸善に出て、買おうと思っていた本をいくつか買う。石井裕之『一瞬で信じ込ませる話術コールドリーディング』(フォレスト出版、2005)。コールドリーディングというテーマは内田樹の『現代霊性論』で取り上げられていたテーマ。ニュアンスはちょっと違う感じがするが。

自己信頼[新訳]
ラルフ・ウォルドー・エマソン
海と月社

それからエマソン『自己信頼[新訳]』(海と月社、2009)。これはひとことひとことが本当に染み渡ってくるような感じ。ゆっくり読みたい。

「私たちは吟遊詩人は賢人たちが放つ、目もくらむような輝きよりも、自分の内側でほのかに輝いている光を見つけ、観察するべきだ。しかし人は自分の考えを、それが自分のものだという理由で無造作に片付けてしまう。そして天才の仕事を見るたびに、そこに自分が却下した考えがあることに気づく。一度は自分のものだった考えが、ある種のよそよそしい威厳をたたえて、自分のもとに戻ってくるのだ。」

こういうことは本当によくある。それならばなぜ自分の中に最初に湧き出たときの輝きを大切にしなかったのか。そういう後悔にさいなまれるくらいなら、自分の考えにこだわった方がずっといい。

燃えるスカートの少女 (角川文庫)
エイミー ベンダー
角川書店

1階を見て、3階を見て、4階の松丸本舗をのぞいたら、エイミー・ベンダー『燃えるスカートの少女』(角川文庫、2007)というのが面白そうなので買った。ただ小説を書いているときは小説を読むのはちょっと危険なので、後回しになるかもしれない。

丸善カフェで東京駅の夜景を見ながらハヤシライスの牡蠣フライ添えを食べ、上記二冊をぱらぱらと読んだ。友人から携帯にメールがはいり、励ましのお便り。その後、二階に下りてマンガを物色したが、買わなかった。地下に降りてOUTPARTSでセカンドバッグをみたが、合成皮革でリーズナブルな値段のもの、という条件に合うものがなく、買わず。神戸やキッチンで「トゥルネー」というパンを買った。カンパーニュみたいな感じ。いちじくと胡桃が入っていて美味しい。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday