父の残した一番の遺産/「勝負だにゃあ!」by丹波哲郎/どんな文章を書くべきで、どんな文章を書くべきでないか
Posted at 10/11/22 PermaLink» Tweet
こういうブログの文章を書くことが自分の創作にとってプラスなのかどうかということを考えたりして、今日はなかなかものを書く気にならなかったのだけど、ただ、なにかの勢いをつけるためにとにかく何か書くという意味があるのは確かなので、まあその程度の感じでちょっと書いてみようかなと思う。なんでもそうだが、出せばどんどん出るが出さないと出ないし、出しやすい順序というものもある。毎朝モーニングページを書くのはそのための準備という意味あいもある。ブログも、あまり批評的な内容に突っ込んでいかない方が創作のためにはいいのかなという気もする。でも、あくまで創作者の立場で批評をするのは悪くないのかもと思わなくもない。これをするのはよくないかもしれないと思っているうちに何も出来なくなってしまうのは馬鹿馬鹿しいということもある。こういうことって微妙だったり案外単純だったりして、何がいいのかはさだめがたい。考えすぎないのが多分一番いいんだろうけど、考えるのもまた私のデフォルトではあるだけに。何がよいかは定めがたい。
昨日は何とか大過なく(多分)一周忌の法要を終えることが出来て一安心。結構複雑になったので進行表をエクセルで作ってそれを母と兄弟に配って、それで動いてもらった。私は実は4人兄弟の長男なのだ(笑)。男女男女で私以外はみな既婚者で子どもも複数いる。だから施主の私と足がさっさとは動かない母以外に動ける人が6人いるということで、おかげでとても速やかに進行した。それぞれの連れ合いも含めて、みんな本当によくやってくれたなあ。兄弟というものはありがたいものだと本当に思った。実はそれが、父が残してくれた最大の遺産なのかもしれない。お寺で法要をして離れた場所で墓参り。それも50人を越えるとなるとかなりの規模になる。細い急坂に何台も車が止まりタクシーが行列になってでもその割には混乱せずに済んだ。こちらもいろいろ計画はしたが、タクシーの側が混乱のないようにいろいろしてくれた。いや助かった。
直会(なおらい)の会場の料亭の社長は高校時代の同級生で、いろいろ便宜を図ってくれてそれも助かった。父の旧友にそれぞれの時代の思い出を話してもらったが、そういえば父はそういう人だったなあとしみじみいろいろ思いだす。ただそういう話は、あまり親戚の興味は引かないので、あまり集中して聞いてもらえなかったのはちょっと残念だが、まあ逆に言えば父が一生懸命やっていたことも郷里の人々には何のことやらということだったということで、それもまた改めて確認した感じがした。いろいろな意味で面白い法事の集まりだった。準備は大変だったけど、やってよかったなと今では思う。
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法事を終えて帰京。郷里では真っ青な空だったのだけど、東京は小雨。帰りにツタヤで「おもひでぽろぽろ』を借りる。少しみたが、何だか面白いんだかなんなんだかよく分からない。まだ途中。早めに休む。今朝は郵便局と銀行でいろいろ用事をして、『ピアノの森』の19巻と『誰も寝てはならぬ』の14巻と『猫も寝てはならぬ』と弁当を買って、別のツタヤで『猫の恩返し』を借りて帰ってきた。昼食を食べてマンガを3冊読む。
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『ピアノの森』、例によって連載時と代わっているところが数箇所あり、今回はそれがかなりはまっているように思った。特にカイの演奏終了時と終了後の話が始まるその切り替えの間に”ピアノの森”の見開きのイラストがあり、これがとても心を打った。いいなあ。そして後半は2次の審査から、雨宮の落選。最後のページが暗黒の中で苦しむ修平の絵で終わる。そうかこういう演出にしたのか。
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午後再び出かける。銀座に行って本を見たりしたが結局銀座では何もせず。日本橋に向かって歩き、明治屋で蜂蜜を買った。それから日本橋まで歩き、丸善で雑誌を見ていたら『モストリー・クラシック』がショパコン特集で今回のコンクールの詳細な記事が出ていたので買った。優勝者はロシアのユリアンナ・アヴデーエワ。YouTubeで見たが、かなり個性的な演奏だけど私はわりと好きな感じがした。帰ってきて『猫の恩返し』を見る。こっちは面白かった。春が猫になるところが割とかわいいし、「猫になってもいいかなあ」と思いかけたり、猫のバロンを好きになったりするのもなんだか胸キュンでよかった。少女のたわいない物語り申そうと行ってしまえばそれまでのような気もするが、ワンシーンワンシーンが気がきいてる。主人公のハルがふわふわした性格なのが個人的には好きだった。メイキングの画像が少しあって、丹波哲郎がアフレコで「勝負だにゃあ!」などと叫んでいるのを見て大ウケした。2002年の作品。
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一応脱稿した小説の校訂というか、少し大幅に足さないといけない設定も含めた記述みたいなものを考えて、思いついたことをメモにしてはさんで行っている。そういうことは書きながらやった方がいいのか、一度最後まで書きとおしてからやった方がいいのか、いろいろ試行錯誤してみる。こういうやり方のスタイルをつくるまではいろいろ大変なんだなあと実感しながら。
ketketさんのブログを読んでYouTubeでサントリーローヤルのコマーシャルを見て、その音楽が聞きたくなり、調べてamazonで注文した。マーク・ゴールデンバーグ『鞄を持った男』か。寺山修司が使っていた気がするなあとか、フェリーニも使いそうだなあとか思ったり。
鞄を持った男 | |
マーク・ゴールデンバーグ,マーク・ゴールデンバーグ | |
キティ |
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