スランプ

Posted at 10/09/02

昨日はずっと忙しかった。それを一つ一つ片付けているうちにずいぶん遅くなった。ただ不思議と疲れはない。寝たのは1時ごろになったいたが、今朝は6時前に目が覚めた。今朝はモーニングページを書いてからモーニングを買いにファミマまで行って、簡単にモーニングを読んでから朝食。『ゲゲゲの女房』を見て感動した。

急ブレーキが危ない、というエピソード。私も自分の方向感覚を見失ったときは、仕事も大学院も結婚生活も同時に終わりにした時だった。今ではその感覚はよくわかる。当時はあまりピンとこなかったけど。ただ、なだらかに終わりにするということは物理的にはできなかったし、どんなに工夫してもたぶん無理だっただろう。だから問題は、いかにして立ち直るかということにある。しばらくゆっくりして、と思っていたけどどれだけゆっくりしても立ち直れないということはあるのだ。ゆっくりしようと思って山に登ったら足の骨を折ったりして、何も光明が見えなかった。

今日の場面はどの場面もよかったけど、一番良かったのは乾との会話。スランプの話になって、乾に「自分にも何が足りないのかわかりません。でも、本物は必ず生き残ります。水木さんは鬼太郎のように不死身です。今スランプならば、苦しんでください。その先に必ず突破口は開けます。」(記憶なので不確か)と言われてた場面だ。そして、しげるは昔の自分のマンガを片っ端から読んで、「俺は何を見失っているんだ」と自問自答しながら答えを探す。その気持ちは本当に痛いほどわかる、と思った。というより、自分の経験が痛いほどそこに重なった。

何を見失っているのか、それが分かれば後は何とかなる、というところはある。何を見失っているのか分からないからもがくのだ。答えが出るまでどれくらいかかるか分からない。休んでいても、休まらない。探しても見つからない。これかと思ってそれにすがってみても、違ったりする。そんなことの繰り返しが延々と続く。

結局は自分への信頼感だろう。自分が信じられなくなったら何をしても自信がなくなる。傷つきやすくなるしくじけやすくなる。それがまた、自分への信頼感への道を閉ざす。自分への信頼を回復して初めて、自分の足りないところがきちんと見えてくる。そうなるまで、それを直すことなどできない。水位が高い時に、あるいは暴風雨が荒れ狂っている時に堤防を直すことなどできないのだ。

モーニングページに簡単に書いたプロットをもとに短編を書く。今までとかなりタイプの違う、とは言っても人から見たらあまり違うと思わないかもしれないけど自分の中ではけっこう違う、という短編を一本上げた。一度校正をしながら音読してみる。自分としては面白いと思う。まあ結構、面白いと思う基準が低いから私は自分の作品に関しては。誰かに読んでもらう機会を作って感想を聞いてみたいと思う。というか、これはけっこう朗読用の作品かもしれない。

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