草刈り、参院選、ワールドカップ、お施餓鬼法要

Posted at 10/07/12

昨日。昨日は朝から区の出払い(要するに町内会の共同作業)があって、7時集合。公園と崖の草刈り。いぼ石という火山の溶岩流の突端のところの上に小さな児童公園があり、その溶岩を削って川が流れている。道はその川に沿って作られているのだが、だから溶岩の小高い場所からから道は急な斜面になっていて、そこに江戸時代からの古い石仏がたくさん並んでいる。その中にはいくつか家が祀った仏さまもある、と今年の初午(隣近所のお稲荷さんのお祭り)の時に向いのおじさんに聞いて私も母も初めて知った。石仏は20年ほど前に川が氾濫した時にコンクリートで段を固め、その上に鎮座しているのだが、固めてないところは土の斜面に昔通り据えられている。その斜面の草を大々的に刈ったのだ。私はほとんどの時間公園の方の草を取っていたのでそちらの方で作業をしているのに気がつかなかったが、かなり大々的な作業だった。若い人もたくさん参加していて、いなかでもまだまだこういうことが出来るんだなあと妙に感心した。

西洋中世奇譚集成 聖パトリックの煉獄 (講談社学術文庫)
マルクス,ヘンリクス
講談社

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9時15分の特急で上京。車中で朝日新聞を読む。日曜の書評欄を久しぶりに読んだが、横尾忠則の紹介が面白かった。お昼前に東京駅に着き、南口で弁当を買った後丸の内の丸善へ。3階の文庫本のコーナーで横尾の紹介していたマルクス/ヘンリクス『西洋中世奇譚集成 聖パトリックの煉獄』(講談社学術文庫、2010)を探す。最初なかなか見つからなかったが何とか見つけて買う。そのほかグローバリズム関係の新書等を探すがどうも読む価値のありそうなものが見つからず、結局買わなかった。それから2階の雑誌のコーナーへ行って村上春樹のロングインタビューの掲載された『考える人』2010年夏号(新潮社)を買う。1時間ほど本屋をぶらついて帰宅。どうも疲れが抜けず、洗濯したり小説を手直ししたりしていたが、横になっている時間の方が長かったかも。6時から大相撲ダイジェストをしばらく見た。なんだか普段の場所よりある意味盛り上がっている感じがする。

考える人 2010年 08月号 [雑誌]

新潮社

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8時から参院選開票速報を見ていたら、あっという間に民主過半数割れというのが分かって興醒め。昔のようなハラハラする開票速報でないと面白くない。出口調査も良し悪しだ。東京選挙区、蓮舫圧勝だろうと思ってはいたが、実に170万票。選挙区比例区を通じて100万票取った候補は他にいない。まあ事業仕分けのご褒美票だな。一方で千葉景子法相はあえなく落選。死刑反対だったり夫婦別姓だったり外国人参政権だったりどうにもならない人という印象だし、まあよかった。残念なのはあと一歩で輿石東が落選しなかったこと。最後で権力に日和った有権者が多かったのかもしれない。いま74歳なんだから、任期を終えるときには80歳。最高齢だ。その辺ちゃんと自民党の候補は訴えたのかな。

早く寝て、今朝起きたのは4時半。色々やることもあったのだが、結局ワールドカップ決勝を見てしまった。しかし5時50分には出かけなければならず、延長戦にもつれ込んだため延長後半は見られなかった。ツイッターで情勢を追っかけていたが、団地を歩いているときにイニエスタの決勝ゴールを知る。まあそんなもんだな。2002年は寝過して決勝を見損なったし、何か決勝に縁がない。そういえば2006年、ジダンの頭突きは生で見たんだっけな。過去ログを見ればたぶんわかると思うけど。

7時の特急で帰郷。車中で朝買った朝日新聞を読む。開票速報、選挙区当選者は全部確定していたが比例区はまだ各党の当選数は出ていても当選者名は未確定が残っていてよくわからない。まあ明日の朝刊をまた買おうかな。ツイッターでタコのパウルの話や参院選の話をツイートしていたら、いきなりつかこうへいの訃報が入ってきて驚いた。62歳。私のイメージより年は取っていたが、まだ亡くなるような年じゃない。才人薄命というべきか。合掌。

9時過ぎに駅に着き、弟に迎えに来てもらって自宅へ。色々やって、11時前に居間に降りると叔母がもう来ていた。喪服に着替え、準備すると叔父が来て、5人でお寺に出発。お施餓鬼というのは初めてだったのだが、ずいぶん人が来ていて、とても駐車場には入れない感じ。近くのお寺の駐車場を借りているらしく、そこに止める。お寺の奥さんに聞いたら300人くらい来るのだと言う。家は新盆の時にしかお邪魔していないので知らなかったが、毎年来る人も多いようだ。お寺でお昼をいただく。素朴な精進料理。美味しい。12時半から東京の和尚さんの法話があり、1時半からお施餓鬼の法要。3時半くらいまでお経を聞く。車を取りに行って自宅に戻り、しばらくお茶を飲んで解散。こんな大規模なものだと思わなかった。それにこんなに檀家が多かったとは。県内のこの地域に日蓮宗のお寺が他にないということは知っていたが、市内だけでなく隣接する市町村にも檀家はたくさんあるんだなあと実感した。このあたりではまだまだ、お寺は地域社会の中心としての役割を果たしているんだなあと思う。

自室に戻ってブログを書く。モーニングのバックナンバーを読み返したり、『考える人』を読んだり。

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