感情の激しい動きに憧れる/このチェロはいい

Posted at 10/05/23

昨日帰京。今日は朝から調子が上がらず、山岸凉子『日出処の天子』を全巻読み直ししたりしていた。何度読んでも、山岸凉子は天才だと思う。

日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)
山岸 凉子
白泉社

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今度読み直していて気づいたのが、私は実は激しい感情の動きを引き起こされるような作品が、実は好きなんだということだ。この『日出処の天子』もそうだが、『NANA』とか『ピアノの森』とかもそうだ。そういう激しい感情の動きのある作品、それも女性作家の書くストーリーがすきらしい。それは何でだろうかと考えてみたのだが、やはり、私自身が何というか、そういう激しい感情の動きに憧れるところがある、からなんだと思う。なんて書くとなんだか不思議な感じが我ながらあるのだが、やっぱり私の感情の動きが、こういう作品に現れる、あるいは読むことによって追体験させられるような動きに比べて平板であると感じるからなんだろうと思う。こういう感情の動きを「豊かだ」と私はどこかで感じているのだなあと思う。より理性的に行動できることを常に自分に課している自分と、それをいつもはずそうとしている自分がいて、どうもどちらにも行かないどっちつかずのところがあるからなんだろうなあと思う。

シューマン : チェロのための作品全集
イッサーリス(スティーブン),ロット(フェリシティ)
BMGメディアジャパン

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午後銀座に出かけてイッサーリスのシューマンの曲集を買ってきた。ちょっと眠いのでいろいろは明日に。それにしても、やはりこの人のチェロはいい。目当てのCDは買えなかったが、満足できる。

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