横浜を歩く

Posted at 10/05/18

昨日。午前中に一度自転車で出かけて銀行と郵便局を回る。通帳記帳だけしに行った。帰りに能登屋でお弁当を買って帰る。ああ、そういえば10時ころだった。駅前の文教堂に寄ったら大和田秀樹『ムダヅモ無き改革』第4巻(竹書房、2010)が出ていたので買った。帰ってから小説の続きを書こうとして書き出したのだけど、先に『ムダヅモ無き改革』を読んでしまったためか、なかなか続かない。場面が先にあってその意味付けをあとから考えたりするからなのだけど。というか、そこにその場面を入れたのはそれなりの必然性があったからなのだが、その必然性が上手く書けない、といったらいいのだろうか。自分的には佳境に入ってきたところなので、何とか上手くつなげたいと思うのだけど。

『ムダヅモ無き改革』、ちょっと最近だれてきた感じがある。少し自分だけで面白がっている感じが出てきた気がしないでもない。まあ、登場人物自体がどんどんネタになってスピンオフしていきそうな作品ではある。

ムダヅモ無き改革(4) (近代麻雀コミックス)
大和田 秀樹
竹書房

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お弁当を食べて、1時過ぎに出かける。予定より少し遅くなった。新御茶ノ水に急いで、ネットで調べたベッカー『西洋音楽史』(新潮文庫、1955)をおいているビルの4階の古書店へ行ったら、新潮文庫版と創元文庫版があり、少し迷ったが比較的状態のいい新潮文庫版を買った。ついでに河上徹太郎『ショパン』(音楽の友社、1962)を買う。御茶ノ水駅に急ぐ。日大歯学部前の坂は結構長い。中央線に飛び乗って東京駅で東海道線に乗り換え。何とか予定の電車に乗れて、横浜で乗り換え、石川町まで行って友人にあう。

西洋音楽史 (1955年) (新潮文庫)
パウル・ベッカー
新潮社

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ショパン (1962年) (大音楽家・人と作品〈第7〉)
河上 徹太郎
音楽之友社

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目当てにしていたZAIMカフェannexは閉まっていた。今ネットで見たら原則月曜休業だった。次回は覚えておこう。元町を歩いて、汐汲坂ガーデンへ。ここは中庭の席が気持ちよくていいのだが、生憎近くで工事をしていたらしく、戸外はどうもうるさいので、奥の席へ。そこでしばらく話をしたあと、場所を変えて、関内へ。馬車道を歩き、サモアールへ。その名にプーシキンの小説を思い出した。サモワールとは、ロシアで紅茶を入れる道具だ。きのこのオムライスとアイスロイヤルミルクティーのセット。また場所を変えて馬車道を海のほうへ歩くと、東京藝術大学の映像科の大学院が突然あった。横浜にあるとは知っていたけど、こんな横浜のど真ん中にあるとはしらなかった。大桟橋のほうへ少し歩き、象の鼻テラスから赤レンガ倉庫の方へ渡る。ちょうど暮れかかった空と、海の色が変化していく時間で、暑い一日の終わりが気もちよい。

赤レンガ倉庫を少し見てまわって、chez maduでバナナタタン。ちょっと食べ過ぎたな。飲み物だけの方がよかったなとあとで思った。でも暮れて行く赤レンガ倉庫の窓側の総ガラス張りの席は、とても和むものだった。しかしmaduをマディと読ませるのはどうかな。発音的にもマドゥと素直に読んだ方がかっこいいと私なら思うけど。

桜木町の方へ歩くと、みなとみらいの近未来的な景色がやはりほかにないものだなと思い、まだいったことはないけど上海もこんな感じなんだろうかと思ったり。ランドマークタワーのすぐ上に絵に描いたような三日月がかかっていて、晴れた初夏の一日のラストを飾るにふさわしい感じだった。

桜木町で友人と別れ、どうしようか迷ったが横浜で東海道線に乗り、まっすぐ東京駅まで帰った。8時40分だったので丸善で9時まで本を物色。それから帰宅して、小説の続きを書こうと思ったがなかなかうまく書けなかった。『葬送』を読み出したら結局ショパンが死に、葬儀が行われているところまで読んで、もう2時過ぎていたのだが、一度は最後まで読もうかと思ったのだけど、やはりやめておいた方が無難だなと思って40ページほど残して入浴して寝た。424/475ページ。(小説自体は464ページまで)

葬送〈第2部(下)〉 (新潮文庫)
平野 啓一郎
新潮社

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どうも暑かったらしく、かなり汗をかいて4時過ぎに目が覚めた。下着とパジャマを着替えてもう一度寝て、6時過ぎにもう一度起きた。布団は夏掛けに替えたのに、やはり汗をかいていて、ようやく本格的に気候が季節に追いついてきてくれたのかと思った。今年はもう寒くならなくていい。

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