カーシェアリング/一人ブレーンストーミング/「つくる」より「生む」

Posted at 10/04/13 Trackback(1)»

今日は昨日とは打って変わってよく晴れた朝。昨夜の雨がまだ乾ききっていない道路のあちこちに水たまり。アスファルトの上の水たまりは、空を映す。まだ気持ち灰色の残った空は、でももう十分明るい。

昨日は一度昼ころ外出し、郵便局と銀行を回って用事を済ませた。三菱東京UFJ銀行が混んでいるのは仕方ないのだけど、郵便局も三井住友銀行も比較的空いていた。カーシェアリングの申し込みを受け付けたというメールが来て、今度の日曜に説明を聞くことになった。東京でも少し車に乗れると便利だと思う。30分800円という料金で、高いのか安いのかは微妙なところ。長距離で乗るなら乗り捨ても出来るしレンタカーのほうが便利だ。しかし、タクシーなら30分乗ったらいくらかかるかと考えてみると、つまりカーシェアリングというのは自分で運転するタクシーのようなもので、自分で運転する分だけ安くなっていると考えておけばいいかなと思った。4時間以上乗るなら6時間パックで6200円というのもある。まあ試しにやって見たいと思う。

午前中は執筆の時間なのだが、昨日は体調のことや創作の進行状況など、いろいろなことを一度考えてみたいと思い、「現状を打開するにはどうしたらいいか」というテーマで一人BS(ブレーンストーミング)をし、いろいろ書き出していたら、実際問題としては、けっこう現状に満足している部分もあるということに気がついた。それでいいかどうかは別として、そう感じている部分が自分の中にあるということだ。本当はこの一人BSを問題提起的に昨日のうちにまとめようと思っていたのだが、まだブレーンストーミングが出きってない感じがしたこともあり、火曜日の朝にやることに変更。

午後は4時過ぎに出かける。がいあプロジェクトで弁当と天然酵母パンを買おうと思って出かけたのだけど、丸善の日本橋店に行きたくなり、考えているうちにハヤシライスが食べたくなってきたので、どうしようかと迷ったが、結局まず新御茶ノ水に行ってパンを二つ買った。弁当もまだ未練があったが、ものを見て量的に多いなと思い、やめた。神保町に出るという未練もあったがそれもやめてすぐ駅に戻り、日本橋に出る。

改札を出て構内のスターバックスの前を通ったらコーヒー豆を140グラム640円くらいで売っていて、心が動く。今日はプレッセでハウスブランドのコーヒー豆を買うつもりだったのだけど、どうしようかなと。考えながら丸善に行く。何を買うという当ては特になかったのだけど、ハヤシライスを食べるときに本が一冊あるといいかなと思い、二回でトイレに行ったあと物色。結局新書の、イビチャ・オシム『考えよ! ―なぜ日本人はリスクを冒さないのか?』(角川Oneテーマ21、2010)を買う。

考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)
イビチャ・オシム
角川書店(角川グループパブリッシング)

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オシムが倒れたのは2007年11月だったんだな。もう2年半、日本代表は岡田監督の下でやっているけれども、正直言って苦しんでいる状態だ。いま70/199ページまで読んだが、今年のワールドカップで同じグループリーグのカメルーン、オランダ、デンマークの分析などを読んでいるとなかなか楽しい。やっぱりこの人、普通のサッカーの監督とは全然違う。脳梗塞で倒れたのも、何か限界を超えるほど思考した面があったのかもしれないと思う。彼の指揮が見られないのは残念だが、『Giant Killing』が彼の言葉をきっかけに生まれたように、彼のことばは日本サッカーと観戦者の「何か」を呼び起こしたと思えてならない。それはサッカーを越えた何かを呼び起こすかもしれないとさえ思う。オシムが向こうの世界に行ってしまう一歩手前で帰還し、その「ことば」を引き続き私たちに聞かせてくれるのは、嬉しいことだ。

本を持って3階に上がり、窓際のカウンターに座ってハヤシライスを注文。「喫煙席ですけどいいですよね」といわれたが、ほかに客もないし「いいです」といって、まず自分の持ってきた一人BSの図(KJ法でいう考える花火)を取り出して眺めたり書き加えたりしていたらすぐハヤシライスが来た。最近、自然食に凝っていたのでそうでないものをお金を出して食べるのは久しぶりだが、美味しいなと思う。外は雨。東京駅の北口の高層ビルが雨に濡れている。食べ終わってオシムを読み始めたら女性客が二人来て、私の後の席で煙草を吸い始めた。ちょっと喉が受け付けない感じがしたので、外に出る。

TOKYOカフェ たっぷりしあわせなカフェ時間(エンターブレインムック)

エンターブレイン

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そのあともいくつか本を物色したが、結局買わなかった。ただ、街の散歩みたいなコーナーにあった『東京カフェ』という本が、私の持っているその手の本に載っていない店がたくさん載っていて、また買おうかなと思った。帰りに、地下の入り口で売っていたバッグがいいなと思ったのだけど、これも結局買わなかった。コーヒーも、考えているうちに田舎で飲んでいるコーヒーが2パックあって、早く飲んでしまわないといけないから、今度帰るときに一つ持って帰ろうと思い立ち、結局買わず。プレッセをのぞいてみたら、ハウスブランドのコーヒーが一種類だけになっていて、ちょっとショックを受けた。こういう形でどんどん撤退していっているんだなと思う。

その帰りにメゾンカイザーをちょっとのぞき、試食用のパンをちょっと食べて見る。日本の天然酵母パンに比べるとずっとやわらかいが、これはこれで美味しいんだなと思う。カンパーニュとかも、天然酵母の店に比べればそんなに高くない。今度ためしに買ってみてもいいかなと思った。『ルヴァンのパン』の説明によれば強力粉で作ればパンは柔らかくなるらしいので、食べ比べて見るのもいいかなと思った。

ルヴァンの天然酵母パン
甲田 幹夫
柴田書店

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家に帰ってパンを少し食べたりしているうちに眠くなって、結局一人BSのまとめは出来ず。早く寝て早く起きてやることにして早く寝た。

今朝はわりとぐっすり眠れて、5時台に目が覚めた。「頭の芯(シン)が疲れていた」んだな、ということに気がつく。疲れを自覚すると、からだが活元運動的に動き出し、少し楽になってきた。さて、一人BSのまとめでもやろうかなと思っていたら突然電話が鳴る。まだ6時過ぎなのに、といぶかしく思って電話に出たら、友人からだった。何でも3時ぐらいには起きたらしく、だいぶ我慢してからかけたのだという。しばらく話をしているうちに、頭の芯が疲れているならレバーと人参を食べたらいいよという話になった。最初は「ええ?」と思っていたが、試してみてもいいかなという気がだんだんしてきた。

しかし結局、一人BSをまとめている時間がなくなった。ブログを書いてからやろうと思ったのだが、結局思ったより時間がかかるのがこのブログ。どのくらいできるかわからないけど、カードに書き写すくらいのことは特急の中でやってみようかなと思う。

今回はルヴァンのパンの本と、唐九郎の陶芸の本、それにオシムのサッカーの本と3冊持って出ることにする。頭の芯の疲れということもあるが、「考える本」「学ぶ本」より、「何かを感じる本」を読みたいというのが今の望みなんだなと思う。「ものをつくる」ことは、何かを感じることなんだろう。いや、それもまだ人為的かもしれない。桜井章一が『努力しない生き方』でいうように、つくるという言い方もまだ違和感があるかもしれない。「つくる」よりも「生む」。なのかも知れない。どちらにしても、実際にそのものに触って感じる、そういう文章から何かを触発されたいと感じているのだなと思う。

達磨の話を書いてみてもいいかな、とちょっと思った。

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