文章の世界での集中と現実世界で必要な集中力は違う

Posted at 10/04/02

昨日から仕事が忙しくなり、ブログを書いている時間があまりない。まあ季節性のものなので、これが通り過ぎれば普段のペースに戻る。本当はもっと早くから用意しておけばそんなに忙しくならないで済むのだが、その仕事にリアリティが感じられるとか、その仕事から逃げられないと感じるか(笑)しかしないとなかなか動く気にならないという部分がある。ただ事務的なことで済めばまだ準備も簡単なのだけど、内容的なことをかなり検討しないといけないので取りかかるのに時間がかかった。

まずは文面をいろいろ考えなければならず、今までのものを抜本的に書きなおしたりしていたのだが、それをやると非常に集中する一方、その文章の世界に自分が行ってしまって、現実に対する対応力が鈍くなる、という現象が起こることに気がついた。つまり、文章の世界での集中と現実の世界での集中はかなり別のものなのだ。これは三島由紀夫のいうリズールの世界のようなものだなと思う。ある意味危険なことだとは思うが、そうでないと文章そのものの説得力というものもまた違うものになるだろう。しかし現世との交通が絶たれないようにしないと危ない。

現実に必要な集中力は、一点に焦点を合わせず、全体を立体的に把握する能力だなと運転していて思う。しかし文章に集中して、ある字句を推敲している場合などは、一点に対する集中が極度に高まってしまい、周りが見えなくなる傾向がある。文章に関する集中も本当は全体感が大事だと思うのだけど、今のところどうも一点に集中してしまう。

昼食を食べ過ぎたこともあり、少し頭が働かない。今日はとりあえずこの辺で。

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