煩雑で膨大な手続き/誰に頼まれもしないのにする仕事

Posted at 10/01/29

昨夜は操法を受けたためか夜はだいぶ眠い状態になっていて、10時に仕事を済ませて帰宅し、夕食、入浴、12時には就寝。寝る前にまた少しナイトキャップ。まあほんとにほんの少しなんだが、やはり体が緩む。目覚めもいい。今朝は冷え込みもそんなにきつくなく、目が覚めてカーテンを開けたら雲が茜色に色づいていて、きれいだと思った。そんなふとしたことに心が震えるなんて、多分久しぶりのことだ。なまっていたのは、サボっていたのはそういう感性かもしれないと思った。

朝ごみを捨てに行って朝食。今日は食パン一枚と牛乳、それにブルーベリーヨーグルト。昨日おとといよりは多いけれども、やはり気持ちの上では足りない。こういう時は体調は上向いているのだが、気持ちがなんとなく不満で、機嫌が悪くなる。それでつい強い言い方になって回りをしょげさせたりして、自分もしょげたりしてしまう。全くなあ。

いろいろな手続きがまだあって、今日は朝9時に銀行に判子を二つもって行き、書類を修正して修正印を押す。ちょっといただけないミスだったが、まあ私も気がついてもいいようなミスだったので、まあどちらのせいともいえないか、とも思う。ああここまで書いて、PCの前で居眠りしてしまった。それから父が使っていた携帯を継承する手続きにソフトバンクへ。社員が二人で切り盛りしていて、客がけっこう多くて大変そうだった。私は10時開店とほぼ同時に行って、二番目に応対されたのだけど、途中で電話が入ったりしてかなり時間がかかり、40分くらいかかった。こういう手続きというのは気を使うし、疲れるな。そして人が一人亡くなるということは、こう言う手続きが膨大に発生するということなのだ。私は住所が東京なので、それも手続きがややこしくなる一因なのだが、いまのところ何とか乗り切っている。しかし、母の名義のことは私が代わりにやってやろうと思ってもやれないということが多く、それがまた面倒だったりする。名義なんて誰でもいいんだが、と思うんだけどそうはいかないのが近代社会。

帰ってきて昨日買ったモーニングやゼロサムを読み直す。気分転換についものを食べていたのをやめると、マンガを読むということが一番手っ取り早いというか有効のようだ。いろいろ思い通りにならない、というか普段気にならないことが気になるのは機嫌が悪いのと感性が敏感になっているのと面倒な手続きをいろいろやっていることが重なっているからだろう。いやなこと、面倒なことが続くとなんだか自分が逆境にいるような気持ちになってくるが、それは違うなと運転しながら思った。逆境などない。対処できない自分がいるだけだ。野口晴哉『偶感集』に書いてあったことに似ているが、この言葉は自分の内側から出てきたもの。自分の内側からでてきたものでしか人は納得できない。対処できない自分であることに気づいたら、対処できる自分になるように精進あるいは努力、すればよい。

昼食を取って、今度はKDDIの手続き書類を書く。よくわからないところがあって問い合わせ番号に電話をかけたら、自動音声の応答が四段階も五段階もあってようやく人間が出た。たいしたことじゃないのになんでこんな手間をかけさせるのか。人間が出て振り分けるべきじゃないのか。その手間を惜しむために利用者側に手間を押し付けているわけで、どうも納得がいかない。IT関係というのはそういう会社が多いが、リテールだとしょうがないんだろうか。なんか蔑ろにされている感じがする。

『ゼロサム』は基本的に「ランドリオール」のために買っているのだけど、今月は「拝み屋横丁顛末記」が復活していて、読むところが増えた。ランドリは、クエンティン関係の謎がもう一つ深まったというところだが、アニューラスとの応対がどうなるか、いろいろ先も気になって楽しみだ。

『モーニング』、簡単レビュー。表紙は武蔵の満面の笑顔。「バカボンド」、巌流島へ。「クッキングパパ」、まことくんの試験勉強。「ライスショルダー」ボサンとスジの過去。「宇宙兄弟」このマンガ、だんだん面白くなってきた。最初は評判に比べてどうなの?という感じを持っていたけど、これは単行本を買ってもいいかも、と思い始めた。「ジャイキリ」まだ暗いな、話が。破局に向かっている、んだろうから仕方ないんだけど。「なごみさん」福助節炸裂。「神の雫」また新しい登場人物。「誰寝」大塩さんと岡ちゃんと。「きのう何食べた?」りんごのキャラメル煮。これいいな。「特上カバチ!」まあ予定通りの展開。「シマシマ」まあなにかと。「エンゼルバンク」なんかそんな目新しいことじゃない。「N'sあおい」うーん。来週はどんな言葉が?「へうげもの」秀吉の老い、織部の乙。「ピアノの森」うーん、今週は読み返してしまうなあ。アレグラ・グラナドスのアップはすごい。しかし弾いているソナタは3番のはず。写植を打ち間違えている。まあ単行本にするときには大丈夫だと思うが…

『自分の仕事を作る』。「デザインという仕事の本質はモノを形づくることよりも、むしろ"提案する"ことのほうにある。」ウィリアム・モリスからバウハウス、モダンデザインまでの100年間を眺めてみると、そこにいるのは「誰に頼まれもしないのに何かを作りつづけた無数の先駆者たちだ。」誰に頼まれもしないのにする仕事、というのが本質ではあるだろう。私が今やってるのもそんなことが多いけれども。

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
西村 佳哲
筑摩書房

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