新しい出会いとか感性の萎縮とか
Posted at 10/01/25 PermaLink» Tweet
昨日の更新が遅くなってしまったので今日は午前中に、と思っていたのに結局午後になってしまった。まだ昼食を食べてないので早く書いて出かけたいと思う。
午前中はツイッターのリスト作りをやろうと思っていて、といってもそれはもともとはブログを書いた後にしようと思っていたのについ始めてしまったのだ。これが思いのほか時間がかかる。それは、一つ大きいのはツイッターのアクセシビリティがあまりよくないということだ。以前はモバツイならさくさくつながったのに、最近はモバツイのほうがつながりが悪いくらいで、全く困る。本家ツイッターのサイトとモバツイで出来ることが微妙に違うので、両方を開きながら作業するのだが、時々どっちがどっちだったかわからなくなってしまう。変なところをクリックすると、とても重い。最近、はてなダイアリーがいつも重くなっているのだけど、どうしたのだろうか。
昨日はいろいろな出会いがあってよかった。ディーネセンの小説、ポリーニのピアノ、水仙の花、そしてcafe ohana。そういうものに出会うために必要な感度、示されたときに受け入れる許容力、それを探していこうとする積極性。自分が開かれているときにはそういうものを感じる感度がだいぶ上がってきたと思う。
ツイッターというものは、そういうふうに気軽に自分を開いていく時に、自分に向いたメディアだなという気がする。あまり深刻にこれがいいといわれるよりも、ゆるいつながりの中で薦められたものの法が気軽にトライできる、ということはある。また、そのときそれが薦められる意味がわからなくても、後でその意味を了解できるときもある。それが自分にとって今必要なものかどうかはともかく、社会にとって必要なものであるということが。
たとえば、外山滋比古『思考の整理学』。この本、正直言ってあまりに入門的過ぎてなぜこんなものが読まれているのか不思議だったのだが(だから途中で留まってしまっているのだが)、ツイートで「情報発信がむかしは一部のエリートのものだったのが、多くの人がするようになったからだ」というコメントがあってなるほどと目から鱗が落ちる思いがした。こういうものは、むかしは敢えて自分から発信する立場になりたいと言うある意味少数者が必要とするものだったのだけど、これだけブログやツイッターなどで気軽に誰でも発信できる時代になると、多くの人がそれならどうやって発信すればいいのだろうと方法を模索するようになったということなのだ。私にとっては今更だけど、多くの人にとっては新しい考え方が山盛りなんだろうなと思った。まあ、どんなことでも刺激を受けてよいものを生み出せていければいい訳で、まあそういう相談が私にあったときには薦めるにはいいものかもしれないなと思った。正直、そんなにいいかなという不審の念はまだあるのだけど。
まあそんなことを考えたり思ったりしながら作業していたら、心乱され、盛り下がる電話があった。まあ具体的には香典返しの話なのだけど、せっかく集中してクリエイティブなことに取り組もうと思っていた矢先にまあいえば因襲的な話を直球でぶつけられると膝を後ろからかっくんとやられたようなダメージを受ける。
まあでも実際のところ、そういう因襲的な所に片足を置いて生きていることは事実なのだ。また、朝届いた手紙で証券会社の私の特定口座を廃止したという連絡が入ってこれも慌てたが、取引口座そのものが廃止されたわけではないのでそう慌てることもないということが判明して安堵したりした。結局、今クリエイティブなことをやろうとしても実際の地面についている足は因襲的な部分や、金銭的な部分に乗っかって生きている部分があるということを自覚しなければいけないという警告であったんだろうなあと思う。
それにしても、その世界に入りかけているときに冷や水を浴びせられるのがいちばん困る。本当に冷水を浴びさせられたように、何も思考も出来なくなるし、感性の動きも止まってしまうからだ。腹を立ててもその怒りのやり場がないし、とにかく感性がびくびくしてしまうのがいちばん困る。むかしからそういうことを繰り返してきたので、感性が活発に動いて欲しいときに全然動かなくなってしまうし、自分という人間がそういうものを軸に構成されているので動けなくなってしまうのだ。
英雄のポロネーズが聞こえる。この問題はそう簡単に解決しないが、たたかっていかなければならない部分だなと思う。自分の活性化の仕方の問題。活性化した感性が萎縮してしまったときにどう対処すればいいか。
まあなんだかんだ言ってもまだまだ一杯一杯の部分があるということだな。まあゆっくり考えていこう。思いつめないことが肝心だ。
今までならそういうことがあっても書く気にならなかったのだけど、ここに書く気になったのはこの問題にも前向きに取り組もうという気がしてきたからなわけで、そういう意味ではいいことなんだと自分では思う。読む方には申し訳ないのだけど、多分同じような問題を持っている人はたくさんいるはずなので、これから何か参考になることがかければいいなと思ったり。
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