妙なハイテンション/厳しい状況になって初めて見えてくること
Posted at 09/11/12 PermaLink» Tweet
状況が状況なので、長い文章が書けないのだが、ツイッターと携帯百景だけは投稿している。それは携帯だけで出来るから、だ。忙しくても、何かをし続けなければいけないという状況ではない。ぽかっと開いた空白の時間が無数に生じるのだけど、かといって自由に動けるわけではない。とにかくその場にいつづけることが大事。ブログを書くようなまとまった時間は全然ないが、つぶやくくらいの時間はいくらでも転がっている。つぶやく気にならないことも多いのだけど。
昨夜は再度の報せがあり、10時過ぎまで病室にいて(といってもいろいろなものを車で運んだりはしていたのだが)、自宅に帰って11時ごろ夕食。昨夜は弟に泊まってもらい、5日ぶりに自宅で寝たが、仕事を休みにしてしまったので自分がやらなければならないものが二つあってそれを片付けるのに1時半までかかった。それから寝て、起きて6時。どうなるかわからないので必要な物を職場に届け、返しそびれていた図書を図書館の返却ポストに投函。7時に自宅を出て山麓へ向かい、状況を聞く。とりあえず小康状態ということで妹二人が病院に残り、私は印刷関係の仕事を片付けに高速の向うへ行く。そこで仕事を片付けて自室に戻り、空き時間に買った雑誌と本を読んだ。昼食を食べて、タイヤの履き替えに。まだ雪仕様にするのは早いと思うが何が起こるかわからないということもあり、後ろにスタッドレスを積んでディーラーにでかける。30分くらいかかるということで、買ってきた本の続きを読む。再度自宅に戻ってノーマルをおろし、職場へ。とりあえず今日は仕事が出来る。
ランナーズハイという言葉があるが、私は大学の頃芝居をやっていて、公演直前になると稽古や準備に追われてろくに寝られず食べられずという状態になると妙にテンションが高くなり、「小屋入りハイ」状態になったものだが、その状態を思い出すような感じになっている。こういう状況のときというのは、私はあまり感情を動かさないで理性で客観的に判断して行こうと無意識に考えるのだけど、少し考える時間が出来るといろいろな感情が出てきてセーブがきかなくなって困る、ということになるんだなと思う。最初からもっと感情を使えばいいのだけど、厳しい状況の時には感情をある意味無視するということが定番化してしまっていて、あとで感情が変な状態になったりしてしまうのだ。
今の状態はそういう奇妙なハイテンション状態に近い。じっとしてれば寝てしまうが、動きつづけていればいくらでも動ける状態というか。ネットで変な画像を見て笑いが止まらなくなるとか、困ったことだ。
いろいろ厳しい状況をいわれて、それぞれがどう考えどう発言するかというのは、けっこう「そうか、こういうことを考えてこういうことを基準にしているのか」と意外に思うことがかなりある。兄弟や親子でも、意外な一面を見たり、ひとつのことを納得しなければいけないときにどういう筋道で考え、どういうふうに納得するのかが一人一人みな違うのだ。そして、この人ならこの言葉をいってもいいが私はいうべきでないとか、そういう言葉もけっこうある。人間というものはいろいろなものを背負って、またいろいろな個性を引っさげて生きていて、ほかの人には口出しも出来ないということもあれば、こういう考えでなんとなくまとまろうという空気が働くこともある。こういう状況にならなければ兄弟とはいえ見えてこなかった部分があるんだな、ということに気づくことが出来たのはちょっと意外だった。
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