自分の世界の観測点(続き)

Posted at 09/09/15

観測点の続き。

昨日はそれが発見で、自分自身をとらえるのに今までいろいろ苦労していたのだけど、この図解化が一番自分を自然にとらえられると思った。空海に対する4つの観測点というのは(1)伝統の継承(2)密教の理論化(3)密教の布教・啓蒙(4)社会活動の四つなのだが、それにそって自分自身をとらえなおしてみる。A3の紙を広げて上に「私の世界の四つの観測点」と書く。まず下から書いていく。生活の時間の過ごし方として「東京の生活」と「信州の生活」があり、それぞれに仕事やテーマがあると同時にさまざまな生活を成り立たせる、いわば雑事雑用がある。その上に自分の精神や身体を調整する、「心を正常に戻す時間」と「身体を整える時間」があり、その上に精神活動を書く。いま自分のやっている執筆活動の中心はこのブログなので、真ん中に「ブログが基地」と書く。その周りに、左上に「古典・伝統の継承」と書き、右上に「新しいムーブメントへの対応・吸収・消化」と書き、左下に「人生論・社会論・国家論・世界論の素描」と書き、右下に「新しい文章・作品の創造」と書く。こうしてそれにいろいろ書き加えていってみると、今の自分の世界の全体像がだいぶ見えてきた。

今まで、自分自身をとらえるのに本当に試行錯誤が多かったのだけど、このとらえ方が一番すっきりする気がする。なんというか、私は人の伝記とかが好きだから、自分自身をとらえるにもそういうとらえ方が一番しっくりするのかもしれない。自分自身が見えないところも、こういう客観的な視点、神の視点みたいなものを導入すると、自分の足りないところも見えてくる。まず、「将来への布石:人間関係を広げること」というのを書き加えてみた。自分の経済状態や、自分の収入源のこと、そのほかさまざま書き加えていくことによってそのとき自分がやっていることが自分の世界全体の中でどういうことをやっているのか、見失わずに済むように思った。

何よりもいいなと思ったのは、常に移り行く私の関心事が上のようにまとめて見ると、「古典・伝統の継承」と「新しいムーブメントへの対応」ですべてすっぽり収まってしまうということ。まああまりに広すぎるといえばそうなのだけど、結局自分にとってはその二つに収斂するのだということがわかる。それぞれの中でまた図解化してより詳しく見ていけばいいことだ。そのときには整理した本棚も役に立つだろうし、またまだまだ全然整理がついていない書類関係の整理にも方針が立つ。

さてそろそろ今日は出かけなければ。

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