道の草刈り/ノクターン/新唯物論
Posted at 09/09/01 PermaLink» Tweet
土曜日。朝のうちに職場で少し用事を済ませ、上川通勤バイパスを通って山麓へ。このバイパスはしばらくの間草刈りで通行止めになっていたのだが、一昨日通った際に茅野方面行きは通れるようになっていたのを見たので昨日は通ることにした。この道は、上川の土手の道を自動車専用にして、左岸が上り、右岸が下りの一方通行にして、橋のかかっているところは土手下に降りて、ほとんどノンストップで諏訪ー茅野間を走ることが出来る。国道は信号が多く、それでいて右折レーンが整備されていないのですぐ車が詰まる。この道を覚えると国道を通るのはイヤになってしまう。山麓では40分ほどいて、戻ってきたが茅野市内の道が混雑して予定を少し過ぎた。
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昼食後、仕事。比較的暇。6時半に終えて7時前の特急で上京。『コミック乱』を買う。大島やすいち画の『剣客商売』、さいとう・たかを版では出て来なかったエピソードがそろそろ出てきて興味深い。池波正太郎の原作を、新潮文庫で全部持っているから中身は一度読んだことがあるのだが、ストーリーとしてなかなかよく出来ている。やはり池波は面白い。大島の絵も、だいぶ板についてきた気がする。
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日曜は朝のうちに投票を済ませ、ときどき思いついたように買い物に出たり。図書館に出かけて先週借りたCDとショーペンハウエルを返却し、ショパンのノクターンの二枚組みCDを借りた。演奏者はエリーザベト・レオンスカヤ。ノクターンが21曲もあるとは知らなかった。有名なノクターン2番もいいが『ピアノの森』でカイが演奏する3番はいい。エチュードばかり聴いているとどうしても疲れるが、ノクターンはずっと聴いていても疲れない。
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雨が降っていて遠出をする気がおきず、地元を少し歩く程度。月曜に遠出すればいいと思っていたが、台風の予想進路を見誤っていた。
夜は『天地人』を見てそのあと開票速報。あっという間に民主が過半数になっていて驚いた。300超というのは予想以上。選挙の考察は別のエントリに書いたから書かないが、やはり一種のお祭りだなと思う。うとうとしながら結局2時過ぎまで見てしまった。
月曜は7時半おき。朝から雨。クリーニングを取りに入ったら、信号待ちをしているときに都バスに水を跳ばされてびしょ濡れ。全身クリーニングしたい気分。友達から電話がかかってきて少し話す。昼に集まりがあるが、昼から雨風が本格化するということで、そりゃどうか。なんとなく選挙の番組ばかり見る。そろそろ見切らなければと思うのだが。
8時ごろ、小ぶりになってから駅前の本屋に出かける。結局買わなかったが、コンビニであんぱんと本郷和人『天皇はなぜ生き残ったか』(新潮新書、2009)を買う。ぱらぱらとめくった感じでは、「心を正常に戻す時間」に役に立ちそうな、没頭できそうな本である感じがしたが、買ってみてはしがきを読んで見るとどうも私とは違うスタンス。ストレス源にならなければいいが。少し読んでみて、どうも科学主義傾向が強すぎる。新マルクス主義歴史学とでも言うか、新唯物論とでも言うか。なんかこういう歴史家が幅を利かす現代というのは決していい時代ではないなと思う。本気で議論するにはともかく、精神的な疲れを取るにはどうも不適切なようだ。読むのはまたにしようと思う。
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石戸谷結子『マエストロに乾杯』のアシュケナージのところを読む。やっぱりアートの本を読むのが無難ではある。インタビューの内容は指揮に関することばかりだが、ピアノのことも聞きたいものだと思った。ブーニンのインタビュー。「自分の精神的面と世間一般的な雑事を、あまり混同させないようにしてきたのです」という言葉が印象的。やはりそれが集中力ということであり、自分の世界を守るということなんだなと思う。私も早く選挙のこととかさっさと忘れないといけないなと思う。
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