むしろ怪奇か
Posted at 09/07/16 PermaLink» Tweet
昨日。仕事は夜10時前まで。まずまずの忙しさ。もう少し忙しくてもいい。新しい仕事が増える時期なのだが、ペースが鈍い。
現在7時10分。朝は5時過ぎに目がさめて、モーニングページを書いた後ファミリーマートにモーニングを買いに行った。今モーニングを読み終えたところ。
カントを読んでいるせいか、先の展開に頭が行くのでなかなか話が進まない週刊誌連載マンガはまだるっこしく感じる。「エンゼルバンク」落ちは予想できたが、なるほど。人は見えない速さで少しずつ変わっていく。なるほどその通りだと思う。「バカボンド」柳生石舟斎と伊藤一刀斎の対峙。「OL進化論」母親の作るヤキソバ。「社長島耕作」大町久美子はまだ出てくるのか。「ジャイアントキリング」お前って考えてることのスケール小さそうだよな。「かぶく者」生島新五郎の亡霊。「ひまわりっ」関先生のダッシュ。「神の雫」ローランの機転。「誰も寝てはならぬ」マイケル話。と言っていいのか?「東京怪童」すごいストーリーだ。まさに美より崇高。むしろ怪奇か。
用事をしに松本に出かけようと岡谷まで行ってから電話を入れたら結局今日はだめだということになり、予定変更。岡谷の郵便局によってお金をおろし、釜口水門回りでこころ屋へ行くことにする。湖畔公園でトイレによって、諏訪湖の写真など投稿。小坂のあたりで新道と旧道が交錯することにはじめて気づく。なるほど昔知っていた道と新しい道は別物だったのだ。交差点にあったセブンイレブンがなくなっていて、変な落書きがされていた。こころ屋でアンパンとトマトモツァレラというパンを買う。豊田道を市内に戻ってきてガソリン補給。蔦屋によることにし、本を物色したが岩波文庫が置いてなくて欲求不満で、結局平安堂まで行った。ディドロ『絵画について』(岩波文庫、2005)を買う。ディドロも絵画についていろいろ行っているが、なんとなくいちゃもんをつけたくなる。カントだとお説拝聴という気になるが、ディドロだと文句を言いたくなるというのも、それぞれの性質を良く表わしている気がする。国道経由で帰宅。
腹が下っていて疲れが出てきた。カントを読みながら少し寝る。朝は忙しくて、モーニングを読んでも「面白さ」が感じ取れなかったのだけど、今読んでみると感じが全然違う。漫画は気を抜いて読まないと意味がない。そういう設定にされている分野なんだなと思う。「ジパング」角松生還。「ジャイキリ」持田の顔が怖い。大江戸通運の副社長と達海。チームの魅力について聞かれ、「スタジアムに来て自分の肌で感じ」なければわからないと断言。そりゃそうだ。「かぶく者」生島新五郎の霊がかっこいい。「型は作って当たり前」「ひまわりっ」アキコが自分の気持ちに気づく。ムネモモ論争。「シマシマ」シオさん何考えてんねん。「神の雫」ネイティブアメリカンの味わいのワインの描写。「天才柳沢教授の生活」教授以外本当にすごい人というのは出てこないのかなこのマンガには。「ディアスポリス」酔いつぶれる久保塚。「宇宙兄弟」なんつーかなこれは。「ケンとメリー」展開が読めない。「誰も寝てはならぬ」やはりヨリちゃんのキャラは味か。「N'sあおい」奇蹟は起こる。「東京怪童」「祝福王」とかを思い出したのだけど、こちらの方がずっとイラストレーションとしては優れている。絵が上手い。やはりマンガは絵がうまいことが大事なことなんだなと思う。最近は特にその傾向が強い。それから今まであまり書いてないけど、モーニングってコラム的なものが結構面白い。本谷有希子、落語家の話、勝間和代、ワインコラム、などなど。こういうもの書いてモーニングに載るというのも楽しそうだ。
美と崇高との感情性に関する観察 (岩波文庫 青 626-0)イマヌエル・カント岩波書店このアイテムの詳細を見る |
カント『美と崇高との感情性に関する観察』第2章まで(37/82)読了。美と崇高の概念のそれぞれを、理解しやすいタイプとしにくいタイプがあるという話。多血質とか憂鬱質とか当時よく使われていたそういうタイプ分類で論じている。読んでいると、私は多血質だなあと思う。だから美という概念に惹かれるんだよな。カントはたぶん、憂鬱質なんだろう。いずれにしても、人間はそういう自らのタイプの持つ特性に縛られるから、総ての徳を正当に評価することはできない、という告白が謙虚で真っ当だなあと思った。現代の書き手たちはもっと何でも知っている神のような書き方をする。野口晴哉は自分は9種だから3種の美しさを正当には評価できないと言明していて、その謙虚さはカントに似ていると思う。本物は自らが不完全なことを認める謙虚さを持っているのだと改めて思う。
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