『Giant Killing』(弱者が強者を倒す)
Posted at 09/06/12 PermaLink» Tweet
昨日。仕事は10時まで。だいぶ忙しかった。いいことだ。これからもっと忙しくなるといいのだが。仕事中は。帰宅して夕食、入浴。母と話をして、11時半頃自室に。少し『さよなら、愛しい人』を読んだがすぐに寝た。昨日操法を受けて、左の耳の耳鳴りと右の膝の痛みについて聞いたのだが、耳管が詰まった感じがだいぶ取れて、耳はだいぶ感じが良くなった。右ひざは、どうも原因は腰らしく、今日は腰が痛い。腰の痛みは通じが関係していることが多く、今日もあまりよくないのだが、ないこともない。いずれにしても好転はしている。
GIANT KILLING 1 (モーニングKC)綱本 将也講談社このアイテムの詳細を見る |
起床6時。モーニングページを書いてゴミを出しに行く。帰ってきて朝食。湖畔に出かけ、帰りにお城のそばのサークルKでオレンジのグミと、目についた綱本将也『Giant Killing』1巻(2007、講談社)を買った。銀行で二つ仕事して家に帰り、マンガを読む。
綱本将也・ツジトモ『Giant Killing』はモーニングに連載されてるサッカーマンガ。主人公はETUというプロだが弱小のサッカーチームの監督・達海猛。10年前にETUを出て海外に行った達海がイングランドのアマチュアサッカーチームをイギリスの天皇杯にあたるFAカップでプレミアリーグのチームと互角以上の戦いをさせてETUに帰ってくる。戦術とは何か、監督の仕事とは何か、キャプテンの仕事とは何か、チームとは何か、そういうものを問うてくるマンガだ。
最近、モーニングのマンガを次々単行本を買ってしまっているが、やはりこれも面白い。これだけの作品を生み出せるモーニングという雑誌の力は、やはりたいしたものだなあと改めて思う。
達海は弱小チームを強くして、強いものを倒す、つまり「Giant Killing」に情熱を燃やす男だ。一見茫洋とした男が実は繊細な作戦・戦術を駆使して、強いチームに肉薄し、倒す。このあたり、楽天の野村監督を思わせるが、多分かなりモデルにしている部分があるだろう。野村のいた南海が大阪の下町のチーム、ETUは東京の下町のチーム。サポーターの柄が悪い、というか過激なところも似ている。達海は野村と違い痩せ型でハンサムな男ではあるが。
去年から読み始めた連載では試合の場面が中心なので物語の結構が良くわからないでいたのだが、かなりじんとさせるマンガだ。弱いチームを強くして強い者に勝つ、というシンプルな物語は誰もが理解でき率直に楽しめる構造だから、読んでいて面白くなるぞという期待感がすごく高まってくる。弱いチームで孤軍奮闘し頑張ってきたキャプテンの村越をキャプテンから外し、「おまえはいい監督にめぐまれなかっただけだ。おまえが背負ってきたもんの半分はこれから俺が命がけで背負ってやるよ」と伝える場面は、監督というもの、キャプテンというものについて考えさせられる。1巻を読んだらすぐ2巻が読みたくなった。
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