飛び回っている/『美的生活のヒント』

Posted at 09/01/20

なんか飛び回っている。

昨日は午前中、花器や剣山を探して砂町スナモからトピレックプラザのイオンとドイト、タウンページで調べて砂町の陶磁器屋を探し(見つからず)、西友をもう一度見て電車で門前仲町に出、ここでも陶磁器屋で器を探す(三軒中一軒は見つからず、1軒は見た目高そうで入らず)。さてどうするかと迷い、九段下に出て『花田』に行ってみたが昨日は食器しかなかった。

どうしようかと思いつつ靖国神社に参拝。どこかの一門のいけばな(知らない流派だった)が飾られていた(奉納されていたというべきだろう)ので一通り拝見。最近の、いや昔からかもしれないのだが、つるみたいなごちゃごちゃした枝がうわああんと外に発射されている感じの生け方というのはどうも私は好きになれない。もっとシンプルに表現できないものかなあ。あれは「和のカスミソウ」みたいな感じなんだろうか。ちょっとあれには賛成できない。

華道界のプリンスが直伝する 美的生活のヒント
笹岡 隆甫
マガジンハウス

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帰りにゴンドラでパウンドケーキを三つ買って、さてどうしようかと思いつつ御茶ノ水へ。池坊会館の前を通ったが、中に入るのはためらわれ、神保町のタキイで花を少し見、ブックマートで『レモンハート』と『風雲児たち』の新巻を買った。『レモンハート』はどうもダブったみたいだ。三省堂で笹岡隆甫『美的生活のヒント』(マガジンハウス、2007)を買う。これはいい本だった。未生流笹岡という流派の次期家元の著作だが、この人は京都大学の建築学科を出ていて、書いていることが論理的というか理屈で納得できる部分が多く、また美的な意味付け、心使いの大切さなどそうした面でもまったくその通りと思わされる内容だった。私はやはり理屈の部分に面白さを感じてしまうのでこういう書き方はありがたい。いけばながぐっと身近に感じられた気がした。現在84/207ページ。

大田姫稲荷の方へ行ってガイアでお弁当を買い、神保町に戻って地下鉄で渋谷に出る。東急ハンズでまた花器と剣山を探す。剣山は見つからず、正直あきらめかけてグリーンのガラスの花瓶を買い、ついでに訪ねてみると、剣山はあった。いやあようやく見つけた。手の舞い足の踏むところを知らず。心中は。大急ぎで地元に戻り、西友でトルコ桔梗の入った花束を買い、家に帰ってグリーンの花瓶に小さな剣山を使って生けた。

夜7時半ころ家を出て、9時の特急で帰郷。就寝1時過ぎ。今朝は6時半に起き、職場に出て用事を済ませ、車に乗って買える。フロントガラスが凍結していて溶けるまでに相当かかった。朝食後、松本に車で出かける。10時から愉気の会。今日はじっくりやった感じだ。組んだ相手が初めてだという男子学生で、色々私が教えてあげることになったが、まあ初心者だから手をぬかず一生懸命やってくれたので逆にけっこう良かった。昨年までは雪の会の後お弁当が出たのだが今年はそれがなくると行って初めて知ったので、話を聞きつつもお昼をどこで食べようかつい考えてしまった。

帰りに松本の綿半により、薄い青緑の水盤と剣山を二つ買った。一つはプラスチック。東急ハンズでは1200円弱だったが、綿半では700円弱。そうじゃないかと思って大きいのは買わなかったのだ。村井の近くのフラワーセンターに行って何か珍しい花を買おうと思ったのだが閉まっていた。冬だからか、もう閉店してしまったのか。仕方ないので塩尻の農協の即売所に行ってスイートピーを二束買った。また縦方向の花ばかりで生けにくいなと思いつつ。地元に帰って来て湖畔に移転したレストランで遅いランチを食べて帰って来てスイートピーを生けた。

あ、写真を載せようと思っていたのにカメラを自室に置いてきてしまった。また次回。

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Title background photography
by Luke Peterson

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