湖が結氷/努力の人

Posted at 09/01/15

昨日。仕事中は懸案がいくつかあって忙しく。夜は疲れた。部屋の中が寒いせいか、花が勢いが衰えない。まあ冷蔵庫の中に生けているようなものだ、敢えて言えば。

今朝はマイナス5度くらいだったと思うが、母の話によると諏訪湖が結氷したという。結氷の要因は気温だけでなく風の状態なども関わっていたはずだから、今日は無風だったのだろうか。そんなに滅茶苦茶寒いわけでもないが、景色は冬。日差しが強いしよく晴れているので、今朝新たに少し降った雪も午後にはだいぶ融けるのではないかと思う。

そうそう、そういうわけで今朝は少し雪を掃いた。車の雪も払ったり。車で出かけてローソンで『モーニング』を買い、職場でPCを取ってきて用事を済ませる。朝食後、『モーニング』を読む。

最近わりと読んでいるので、連載マンガも筋がわかるからけっこう読んでいる。『Cookie』や『ゼロサム』のようにお目当てのまんが以外はほとんど読めない雑誌を買うのは辛いが、『モーニング』はむしろ読みすぎて時間を使いすぎてしまう感もある。やはりメジャーな雑誌のマンガはそこそこ面白いのが多いんだな。マイナーな雑誌はホームラン王はいるけど最下位、というチームみたいなものだ。メジャーな雑誌はそこそこ打て、そこそこ守れる球団ということか。その中でときおりスターが現れ、雑誌が盛り上る。野球もマンガも資本力、といったら身も蓋もないが、現実はやはり、「生活がかかってるんでチビシイであります」であるる。だからこそマイナーな雑誌が気を吐いていると嬉しいんだけどね。

神の雫 (1) (モーニングKC (1422))
亜樹 直,オキモト シュウ
講談社

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印象に残った作品はサッカーまんがのツジトモ「Giant Killing」、ボクシングのなかいま強「ライスショルダー」、とりのなん子「とりぱん」、東村アキコ「ひまわりっ」等々。評判の「神の雫」、他誌でも描いているなかいま強、東村アキコ、三田紀房なども面白いし、20年以上続いているらしき「OL進化論」、「クッキングパパ」、「天才柳沢教授の生活」もやはり面白い。わたせせいぞうも最近いろいろなところでまた見るようになった。

へうげもの 7服 (7) (モーニングKC)
山田 芳裕
講談社

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「へうげもの」は秀吉暗殺計画。この作品はかなり大胆に事件を創出しているが、うまく辻褄があっているところがすごい。秀吉の孤独感の表現がうまいなと思う。「非情」であることを「努力」と秀吉が言い換えている場面が以前あったが、秀吉の「努力の人」という側面をよく表わしている。信長と比べてオリジナリティの不足を指摘され、利休を扱いかねてしまう「努力の人」ぶり。なかなか巧い。ただ、主人公の古田織部の場面がほとんどなく、その点では少々物足りなかった。連載だからしょうがないんだけど。

西遊妖猿伝 (巻之5) (アクション・コミックス)
諸星 大二郎
双葉社

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「西遊妖猿伝」は説明しなければならないことがたくさんあったせいかふきだしがやたらと多かった。次回に向かって引っ張る引っ張る、という感じだ。また単行本が講談社から全巻新装版になり、従来の大唐篇・河西回廊篇を合わせて全10巻で1月23日から発売されるそうだ。これで双葉社のアクションコミックス版と潮出版社版と合わせて三通りになる。私は双葉社版は全部持っているが、潮版は双葉社版の終了以降だけなので、大幅な加筆・修正のあるところはやはりもっていた方がいいかなあとも思う。講談社版でもまたそうした修正が入るのだろうか。少々気になるところだ。

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 20 (20) (ジャンプコミックスデラックス)
大河原 遁
集英社

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スーパージャンプだが、「王様の仕立て屋」。不況にあわせて作中のジラソーレ社がいきなり注文ストップ状態になっていて、ちょっといくらなんでも唐突過ぎる感じ。まあ作中のゴールドバーグ監督映画のテーマが1930年代なのでリアルと時代を合わせたということなんだけど、もうちょっと重みがあった方がいいかなあとは思った。

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by Luke Peterson

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