『へうげもの』のことなど
Posted at 09/01/03 PermaLink» Tweet
箱根駅伝を見ながらチャンネルをザッピングしていたら、ちょうど新年一般参賀をやっていたのでそれを拝見。やはり、年頭に両陛下の姿を拝見してお言葉を聞くというのは「縁起もの」という感じがする。延寿の舞、みたいな。天皇陛下も明るい表情で、少し安心。
テレビをそのままにしていたら、上田宗箇という茶人の庭を取り上げた番組をやっていて、これがとても面白かった。滝田栄が案内役で彼の作庭を見て回るのだが、徳島城、名古屋城とあってそのあと晩年を過ごした広島へ。上田は徳川政権下では冷遇されたのだが、浅野の家臣として1650年まで生きていて、上田流の茶道を現代にまで伝えている。肖像画も残されておらず、画面に出るのは甲冑のみだが、その美意識は峻烈で、石の使い方などは豪快だ。その茶室「和風堂」の構造もなかなかすごい。路地が二重になっていて、外路地はとても狭いのに、内路地がぱあっと開ける構造になっている。全く別天地という演出だ。見ながらネットで情報を調べて見ると、モーニングに連載中の山田芳裕『へうげもの』にでてくるということがわかり、考えてみるとこの時期の茶人、特に武家茶人を扱った漫画というのは絶対面白いなと思い、探してみることにした。
へうげもの 5服 (5) (モーニングKC)山田 芳裕講談社このアイテムの詳細を見る |
昼ご飯を買うついでに花鋏を探すことにする。西友に行った時には見当たらなかったので、イオンに行ってみることにする。自転車でイオンに行き、一階の日用品のフロアで聞いて見るが、中に入っている花屋にあるんじゃないかといわれていってみたが扱ってないとのこと。しかしこのトピレックプラザにはドイトが入っていることを思い出し、いってみたらいろいろな種類の花鋏があった。一応「安来鋼使用・古流鋏」というのを買ってみる。ついでに生花の花束を一つ。同じような内容でも西友のものよりずっと安い。最初からこちらに来てみればよかったかも。元日に開いていたかはわからないけど。
昼食のついでに3階の未来堂に行ってみて「へうげもの」を探したが1巻がなく、近くの古本屋を探してみたら一冊もなかった。
仕方がないので、帰ってきて食事を済ませて花を生ける。やはりきちんとした花バサミで水切りをし、ちょうどよい長さにして配置を考えて挿して見ると、花瓶に挿してもぜんぜん印象が違う。これは楽しいな。そんなに凝らなければ花代もかからないし、ちょうどいい趣味かもしれないと思った。
『へうげもの』を買いに丸善にでも行ってみるか、と思っていたら、友人から電話がかかってきて話し込んでしまった。インドの話やら、レイキの話、チャクラの話と話が弾んで気がついたらもう暗くなっていた。仕方がないので駅前の文教堂にいってみたが、「へうげもの」はなし。宮本福助『拝み屋横丁顛末記』の新巻が出ていたのでそれは買った。夕食の買い物をして、またイオンの未来堂にちゃりを走らせる。1巻がないなら最近のところだけ読もうと5、6巻を買った。読み始めて見ると、思った通りとても面白い。血湧き肉躍るというか、主人公古田織部の抜け目のなさ、めちゃくちゃぶりが面白い。かぶく精神というか、数寄の精神というか、ああこういう感じだったんだろうなあと思う。未熟なところ、うすっぺらいところを利休に見破られてみっともなかったりもするが、それはそれで面白い。やはり全巻読んでみようと思う。
拝み屋横丁顛末記 11 (11) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)宮本 福助一迅社このアイテムの詳細を見る |
夜はなるべくじっくり『チャクラヒーリング』を読み、実践してみようと思ったのだが、第一のルート・チャクラのメディテーションの半分くらいのところで眠くなって最後まで出来なかった。これは時間がかかりそうだ。しかしこれに関してはなるべくきちんと身につけたいと思う。自分の体をうまく使えるようになって、人に役に立てるようなものになりたいと思う。
魂からの癒し チャクラ・ヒーリングブレンダ・デーヴィス,三木 直子徳間書店このアイテムの詳細を見る |
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