よい結婚はあるが、甘い結婚というものはない

Posted at 08/09/25

今日は半年振りの仕事。もういろいろ忘れていて、一つ一つこうだったなあというのを思い出しながら。仕事を実施する場所が例年と違うところになっていたので、そのあたりがかなり戸惑った。少し準備不足になってしまったが、ある程度は仕方ないかと思う。

堀田善衛『ラ・ロシュフーコー公爵傳説』ただ今462/553ページ。主人公は軍人をほぼ引退して、有名な『マキシム(箴言)』を書き始めている。寸鉄人を刺す、というような内容。

「太陽も死も、じっと見つめることは出来ない」

「それ自体不可能なことはあまりない。ただわれわれには、ぜひとも成就しようという熱意が、そのための手段以上に欠けているのだ。」

「よい結婚はあるが、甘い結婚というものはない」

などなど。その通りだ、と思うものもあるし、それほど共感しないものもある。17世紀のフランスという時代は、こういうジャンルが流行ったのだなあというのが第一の感想。こういうことって言ってみたくなる気持ちはわかるが、言ってみるとなんとなく恥ずかしいような気もする。文章中のひとことでなく、ただの「ひとこと」が羅列されているというのも読みやすいのか読みにくいのか。短歌や俳句もなれてくるとその羅列で読めるようになるから、これらの箴言もそういうものかもしれないと思う。

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