『この度は御愁傷様です』

Posted at 08/07/27

昨日。昼から夕方にかけて仕事。かなり忙しかった。仕事を終える前に少し大きな懸案を話し合い、一つの方向性は出る。まあこれからいろいろあるだろうけれども、とりあえずはそういう方向で行くことになる。このことについてはその後も何度も何度も反芻して考えている。少しはそうかなるほど、と思うようなこともあるのだが、だいたいは堂々巡りが多い。しかし重要な話というのはそういうことになることが多いんだよな。実際に話が動き出すとまあ何とかなることが多いのだが、さてどうか。大いなる歯車がよい方向に回るよう、地道に努力することが肝心なのだろう。

いつもより一本遅い特急で上京。車中で疲れが出る。しかも特急は遅れるし。車中は冷房が効きすぎて寒かったが、東京に着くと暑い。まあ予測はした通りだから文句は言えないが。

テレプシコーラ/舞姫 第2部1 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)
山岸凉子
メディアファクトリー

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地元の駅前で『テレプシコーラ』第二部1巻を買う。一度読んだことがあるものばかりだが、やはり単行本にまとまったものを読むとまた感じが違う。『ダヴィンチ』で連載を読んでいるとどうもきれぎれの印象になってしまうのだけど、単行本になるとちゃんと延々たるストーリーがあるのが見えてくる。第一部はほとんど大人買いで読みきったのできれぎれの印象はなかったが、第二部も別にそんなことはないんだなと思う。

Cookie (クッキー) 2008年 09月号 [雑誌]

集英社

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コンビニで『クッキー』を立ち読み。結局『NANA』しか読まないんだし。と思ったが、衝撃の展開。うーん。やはりこれは手元にほしいかなあ。来月の展開の伏線とかも今号にはありそうだしなあ。ちょっと迷う。まだ買ってない。

今朝は疲れが出て、朝は6時ころ起きたのだけど、延々と美味しんぼを読んだり、テレビを見たり。ほとんど見たくもないのに見てしまうのはだいぶ考え疲れているせいだ。頭が緩まない感じが続く。午後になってようやく動く気を起こし、神田に出かけることにした。団地の中を歩いていたらぽつぽつと雨が降ってきて、こりゃあまずいなと思ったが、結局出かけているあいだは本格的には降らなかった。

風雲児たち 幕末編 12 (12) (SPコミックス)
みなもと 太郎
リイド社

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まず書泉ブックマートへ。みなもと太郎『風雲児たち 幕末編』第13巻が出ているという情報をつかんでいたので買ってなかった12巻と一緒に買う。一時飽きた感じがあったが、この幕末ギャグは持っている意味があると思う。史実や時代考証、歴史観の点ではやや難があることが最近よく感じられるようになっては来たのだが、視点は私とは違う物を持っているし、知らないエピソードもやはりあるので得る物がないわけではない。幕末編になる前の江戸時代後期の話が続いていた頃はほとんど知らないことばかりだったので割と純粋に楽しめたが、幕末になってくると自分でかなり突っ込んで調べた部分もあるので「ちょっと違うんじゃないか」と思うところが増えてきたのだ。ま、でもマンガ=作家的作品であるということで割り切って楽しむべきなんだろうと思う、結局。

拝み屋横丁顛末記 10 (10) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
宮本 福助
一迅社

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レジを済ましてエレベーターに行ったら『拝み屋横丁』の新刊が出ていた。もう一冊、同じ宮本福助で『この度は御愁傷様です』というのがでていてこれも買う。実は今日買った中で一番「当たり」がこの『この度は…』だった。

この度は御愁傷様です (モーニングKC)
宮本 福助
講談社

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天衣無縫、でたらめな爺さんが死んで、その子供たちが遺産相続で振り回される。そこに現れるこれまたでたらめな人たち。『モーニング』に連載されていたというが、なかなかよく練られた好作。『拝み屋横丁』でその力は十分感じさせてはいたが、枠組が固定化してしまっているのでいまひとつでたらめパワーが発揮しにくいところがあった。しかし、『この度は…』の死んでしまった爺さんの本当のでたらめ振りにはいちいち笑わされる。借金を取り立てに来たヤクザが実は自分の父親の隠し子だった、なんてことがあったらどんな反応をすればいいんだ?(笑)この程度のネタばれではびくともしない可笑しさがこの作品にはある。お勧め。

PLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2008年 09月号 [雑誌]

集英社

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三省堂で仕事の本を二冊物色。ここに一番時間がかかったか。外に出たら少し雨が降っていたが、東京堂ふくろう店に駆け込み、雑誌を見る。『PLAYBOY日本版』9月号が詩の特集をしていたので思わず買ってみる。『PLAYBOY』なんて買うのはいつ以来かわからないが、読んでいたら結構読み応えがあるので驚いた。詩の特集だけで49ページもある。『PLAYBOY』のイメージを代表する外国人ヌードグラビア他お色気ページが20ページ強。まあこの割合もかなり高いけどね。基本的に洋ピンは趣味でないので余計なのだが、まあそういう雑誌であることも確かなので仕方ないんだろう。後ろのほうはヌードではないけど女性を取り上げた記事が多いし。しかし基本的に『週刊現代』や『週刊新潮』のような品のない感じがなく、ある種のハイブロウさがある。思想的な内容はアメリカ的に過ぎるという点は致し方ないが、多分『PLAYBOY』を読んでアメリカかぶれになった人も多いんだろうなとぱらぱら読みながら思った。

詩の特集はナビゲーターが池澤夏樹であまりよく知らない詩人をたくさん紹介していて興味深い。なんていうかこの雑誌は、本当に独特のポジションをもっているなあと思う。突っ込んで見ると多分非常に嫌いな面がでて来る気がするんだけど、今のところ勉強になるとことはかなりあるなあと思う。だからといって人前で読むには読みにくいけど。まあ表紙がヌードではないからそれほどでもないか。

帰りにガイアによって豆腐と黒豆ゼリーを買う。予定外に本を7冊も買ってしまったので鞄が相当重くなった。

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