余計な物を取る

昨夜上京。仕事は突発的に入った例の仕事がものすごく手間がかかったが、とりあえず一段落。通常の仕事はつつがなく。ほっと一安心して上京の特急に乗る。車中ではときどき『カメラ日和』を読んでいたが、ほとんど何も読んでなかったのと同様。何しろ神経が張り詰めた感じが残ってしまって、いつまでも気持ちがじんじんしていた。先週と同様、特急の中で少し腹が動いている感じがしたが、用心深く食べ過ぎないようにしたためか、何事もなく帰宅できた。息が抜けない感じが解消しないまま就寝。起床してもどうも変な感じ。なかなか日課にも取り掛かれず、ぼうっとテレビを見たりネットをしたり。やはり昨日の緊迫感が後を引いてしまっているのだ。自由な気持ちに戻らないと、欲求不満で行動してしまうことになり、そういうことをすると不測の事態を引き起こす恐れがある。風呂に入った後モーニングページを書き、洗濯物を畳んで、伊勢屋に行って朝食を買ってきて食べて、だいぶ落ち着いた。文章を書けるということはだいぶ余計な物が取れてきたということでもあるし、書くことによって余計な物が取れていくということでもある。欠くことによってしか前進はない、ということは私にとっては真実なのだ。

昨日に引き続き、本も読んでいなければ散歩にも行っていない。過去の写真のなかから、ちょっと面白い物を掲載しようと思ったのだけど、去年の今月に撮った写真を見ていたのだけどなかなかポエジーを感じさせるようなものがない。とりあえず今日のところはこんなところで。