実は雑誌が面白い時代なんじゃないか

Posted at 08/01/07

最近やたらと雑誌を買っている。ウェブが発達してきて、雑誌は売れない時代に入っているというけれど、実は今、雑誌は結構面白くなってきているのではないかと思う。もちろん私にとって、だが。

ここ数日で買った雑誌を列挙してみよう。
まず『カメラマン』1月号

カメラマン 2008年 01月号 [雑誌]

モーターマガジン社

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『Spoon』2月号。

spoon. (スプーン) 2008年 02月号 [雑誌]

角川書店

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『デイトナ・ブロス』vol.003。

Daytona BROS Vol.3 (3) (NEKO MOOK 1077)

ネコ・パブリッシング

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『ダ・ヴィンチ』2月号。

ダ・ヴィンチ 2008年 02月号 [雑誌]

メディアファクトリー

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『デジタル写真生活』vol.11。アマゾンでは扱ってないらしい。

『メンズクラブ』1月号。

MEN'S CLUB (メンズクラブ) 2008年 01月号 [雑誌]

アシェット婦人画報社

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実はこういう写真の多い雑誌は、今まであまり買うほうではなかった。しかし、最近こういう雑誌のよさをよく感じるようになっている。そうしていろいろ買い始めてみると、文章ももちろんそうだしハウツー的なことで参考になることもたくさんあるのだけど、写真そのものを雑誌で見ることのよさというようなものを感じるようになって来た。だからジャケ買い的な要素もないわけではない。

写真関係、特にデジカメ関係の雑誌は、最近非常にたくさん出てるんだなというのが実感。丸善の日本橋店に行くとまずそのコーナーを見る。買わなくても楽しめるものがたくさんある。技術的にも参考になるというか、興味を惹かれるものもたくさんあるし、作品的にもいいなあと思うものが多い。

書籍や写真集になると、どこかよそ行きになってしまう写真たちが、雑誌に使われることで一枚一枚の写真のよさをフランクに発揮しているんだなと思う。写真を見る、ということに重点を置いて見ると、デジカメは明らかに写真表現の幅をものすごく広げているし、また写真を撮る層の底辺を相当広げている。そこから思いもかけない表現が生まれてくる可能性はまだまだどんどんでてくる。これからもっとすごいことになると思う。

後はファッション的なもの。こういうものを読んでいると、ファッションというものにはセオリーがあるんだなと改めて思う。私はそういうのは適当できているから、割と基本的なことでも「そうなんだ!」という発見があって面白い。『王様の仕立て屋』なんかが面白く読めるのもそのへんなんだけど。

『ダ・ヴィンチ』。「文学界」や「新潮」など文芸誌のもつ「文学」という狭い井戸を深く掘ろうとする傾向と違い、『ダ・ヴィンチ』は現代生活の中の一部としての文学というようなとらえ方をしているように感じられる。そこが面白いし、これからの小説の可能性はそっちの方に求めていくべきなんじゃないかと思った。

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Title background photography
by Luke Peterson

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