ステンドグラスとか小堀遠州とか

Posted at 08/01/06

日曜のお昼にやっているなんでも鑑定団の再放送を見ていたら、ステンドグラスの歴史についてじっくり説明されていて、知らないことが多くて大変勉強になった。今ウィキペディアを見てみたが、テレビでは一番古いものは5世紀のものだといっていたので、ややウィキペディアの内容とは違う。

いずれにしても12~13世紀のゴシック教会の時代にもっとも発展したことは間違いない。ステンドグラスが作られた目的が文盲の人たちに聖書の物語を教えることにあった、ということはテレビを見て始めて知った。それゆえ宗教改革とともにその偶像性が否定的にとらえられるようになったが、19世紀半ば、特にアールヌーボーの時代以降、ブルジョアの邸宅などにも用いられ、世俗的なテーマの作品も多く作られるようになったのだという。今までステンドグラスに着目して調べたことがなかったので、とても面白いと思った。

<関連>

伝統に学ぶステンドグラス〈1〉―パネル技法から基本絵付けまで
志田 政人,草間 幸子
日貿出版社

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朝の新日曜美術館では小堀遠州の庭や茶室が取り上げられていた。遠州の庭の特徴は、切り石など直線的な造形、また潅木も幾何学的な印象を受けるような刈り込み方をするところにあるのだという。茶室の作りも変わり、茶の考え方自体も利休の侘び・さびから離れ、「綺麗さび」といわれる華やかな物になった。そこに戦国と寛永期の精神性の違いがあるのだという。そのあたりも知らないことがほとんどで、面白いと思った。

<関連>

小堀遠州 綺麗さびの極み (とんぼの本)
小堀 宗実,熊倉 功夫,磯崎 新
新潮社

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朝から小説のチェックに入っている。今までで一番長い作品だから、チェックも大変だ。しかしそうしている間にもいろいろ新しい発想が湧いてきて、それを盛り込んでいくのも楽しい。エネルギーは相当必要だけど、作品が出来上がっていく喜びを久しぶりに強く感じている。


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