観葉植物/自分に一番近いところにいる他人

Posted at 07/12/10

昨日。お昼を食べに行ったついでにDOITによってみた。久しぶりに行ったけど、結構楽しいところだなここは、と思った。観葉植物のコーナーは癒される。花もいいけど、こうして無心に生きている感じのする葉の繁った植物は、何か生命そのものに触れている感じが私にはある。

DOITのDIYコーナーも楽しかった。北米松材のカフェテーブルとかストゥールとかのキットが3000~4000円くらいであって、かなり食指が動いたが思い留まった。そのときはカフェテーブルをレジにもって行きかけたが、帰ってからよく考えて見るとストゥールのほうがいいなと思う。でも、カフェテーブルも使ってないときにも何かを飾る台として使えるか…いろいろ考えようがある。

夕方表参道のスパイラルビルに出かける。二階のスパイラルマーケットへ。スパイラルの名のもとになったスパイラルのスロープを歩いて上がったのだが、ステージっぽくなっているせいなのか、だれもこちらを歩いてないのが不思議だった。マーケットは、最初はなんか少しちゃちい感じがしたが、一つ一つのものを取ってみると、おしゃれな割りに安い。買ったのは以下の写真。これでしめて4000円強。目的はD-BROSのバレリーナの文庫版型ノートだけだったのだけど、フランスのお香とKOZUEのハンカチ、塗ったあと筆で水をつけると水彩っぽくなるというクレヨンも買ってしまった。結局かなり楽しんだ。

ついでに青山ブックセンターへ。5時前なのにもう真っ暗。かなりじっくり本や写真集を見たが、結局買わなかった。どうもセンスが違う、という感じはある。ただ面白かったのはセルフヌードの写真集で、これはこういうものを撮りたくなる感じが分かる気がした。結局、みんな「自分」に関心があるのだ。そして、誰でもそうだと思うけれども、自分のことが一番分からない。自分の肉体も、分かっているようでわからない。普通は自分とはこういうものだ、と決めてかかっているけれども、芝居をやってみたり精神を病んでみたりすればよく分かるけれども、自分というものは全然自分の思っているようなものではないのだ。

そして残念ながらほとんどの場合、自分に対して自分自身ほど関心を持ってくれる人はいない。だから、自分を知るために人はいろいろなことをする。セルフヌード、でなくてもセルフポートレートというのはそういうものだという気がする。いずれにしてもこれは面白い試みだし、それによって自分自身が解放される部分は絶対ある。ただ、やればやるほど結局わからなくなる部分もある。ルードヴィヒ2世ではないが、「私は謎」なのだ。

結局こういうことをして知ることが出来る最大の収穫は、「自分とは自分に一番近いところにいる他人」なのだということだ。自分の肉体の一つとして、自分が本当に知っている部分はないのだから。

昨日、少し出かける前に久しぶりにスクリーンセーバーの設定をしようと思ってプロパティを見たら「マイピクチャスライドショー」というのがあったのでやってみた。やってみると、これがなかなかいい。自分の写真も、こうして見るとなかなか捨てたものではないと思う。出来の悪いのは悪いけれども、撮って見てどうも見たまま撮れないなあと思っていたものが、大画面で見ると必ずしもそうではないんだということが分かる。引き伸ばした大きな写真で見ると、ちいさな350x280pxと言うようなサイズで見るのとは全然違うのだ。余裕が出来たらデジカメの一眼レフのものでも買ってみたいと思った。

コミックガンボは結構過激と言うか、芸能界の吉本・ジャニーズ支配とかを正面からあげつらったりしてて面白い作品がある。自民党支配とかに対する批判よりも、こういうことのほうがたぶんマスコミ的にはタブーなんだろうと思う。週刊誌などでも結局長いものに巻かれろ的になってることが多いのではないか。しかし、コミックガンボのような新興誌は「長いものに巻かれない」というか、「長いものに巻いてもらえない」というか、好き勝手なことを書けるんだろうと思う。メジャー化してきたらわからないが、今のうちはイキのいい面白いネタをどんどん取り上げて欲しいと思う。

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Title background photography
by Luke Peterson

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