ジョン・レノン『ジョンの魂』/高見沢王子/コミックマーケット
Posted at 07/11/09 PermaLink» Tweet
昨日は木曜日。一週あいた松本の仕事に朝から出かける。少し余分に寝たせいか、元気はある感じ。仕事場までの道が2、3キロあるのだが、苦にならなかった。仕事はまあ順調。前回は休んでいた同僚の人が昨日は来ていたので良かった。帰りは駅まで送ってもらう。
戻ってきて仕事。いつもどおりという感じ。少し喋る仕事が多かった。それから広告関係の仕事がなぜか三つ立て続けに。まあどれもすぐ終わるものばかりだったけど。9時半まで、わりあいびっしりと仕事をした。帰ってから父に愉気。ちょうど気になっていた胸椎の5番に愉気しなさいという指示があったらしい。ちょっと場所が今まで自信がなかったのだが、昨日は説明を聞いてすぐわかった。なるほどこういう状態かと思う。報ステを見ながら夕食。フィギュアのグランプリシリーズを見たが、村主章枝の選曲、『テイクファイブ』はちょっと大人しすぎる気がした。でもジャンプがきれいに決まって勢いがあったら、もっと魅力的に見えたんだろうな。入浴後、着替える前に寝てしまった。やたらに星がきれいな夜だった。さすが立冬。
1時半に目が覚めて寝巻に着替え、電気もストーブも消して寝る。目が覚めたら5時。さすがに疲れたらしく、いつもより睡眠時間が長くなった。モーニングペ-ジを書き始めたら結構書くことが出てきて、6時過ぎに散歩に出かける。ちょうど日が昇る時間になったが、日の出は見られなかった。でも朝焼けがきれいで得した感じ。ジョン・レノンの『マザー』の詞を思い出してちょっと涙ぐむ。
Mother
お母さん、あなたはぼくを所有していた。でもぼくはあなたを所有したことはなかった。
ぼくはあなたがほしかった。でもあなたはぼくをほしくなかった。
だからぼくはあなたに言うんだ。
さよなら…さよなら…
お父さん、あなたはぼくから去った。でもぼくは、あなたから去ったことはなかった。
ぼくはあなたが必要だった。でもあなたはぼくが必要でなかった。
だからぼくはあなたに言うんだ。
さよなら…さよなら…
子どもたちよ、ぼくがしたようなことをしちゃだめだ。
ぼくは歩けなかった。なのに走ろうとした。
だからぼくはあなたたちに言うんだ。
さよなら…さよなら…
ママ、行かないで!パパ、家に帰ってきて!
ママ、行かないで!パパ、家に帰ってきて!
ママ、行かないで!パパ、家に帰ってきて!
ママ、行かないで!パパ、家に帰ってきて!
ママ、行かないで!パパ、家に帰ってきて!
ママ、行かないで!パパ、家に帰ってきて!
ママ、行かないで!パパ、家に帰ってきて!
ママ、行かないで!パパ、家に帰ってきて!
ママ、行かないで!パパ、家に帰ってきて!
…考えてみたらすごい歌詞だ。無視された子ども。虐待された子ども。ジョン・レノンが自分自身の傷をさらけだしている。ジョンの思想性というのはこの悲痛さによって正当化されていると思う。つまり、思想や政治を語る「資格」のようなものが、この悲痛さによって与えられているといってもいい。歌手とかミュージシャンが政治を語ったりするとたいていろくなことはない。なんか偽善くさくなることが多いのだけど、ジョンはこの悲痛さに立脚して、ある種思想的な意味でも巨人になった。しかしそれがゆえにある種の狂人に暗殺されたわけだが。あのニュースが飛び込んできた高3の12月の朝のことを思い出す。考えてみたら歌手が暗殺されるなんてとんでもないことだ。でもあの当時、「歌手なのに」とか「ミュージシャンなのに」というような思いは全然なかった。ケネディやキング牧師が暗殺されたように、ジョン・レノンが暗殺されても、そいういう意味では何の不思議もなかった。今思えばそう思えたことがむしろ不思議なような気がするけど。
この曲が入っていたアルバムの名前はなんだっけ、と思ってアマゾンを調べて『ジョンの魂』であることを思いだした。そうだ、『ジョンたま』だ!
ジョンの魂(紙ジャケット仕様)ジョン・レノンEMIミュージック・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
…と略すくらいよく聞いたということを今思い出した。ていうか『ジョンの魂』というのもすごい題名だな…
なぜかどうしてもジョン・レノンのことを考えるとボブ・マーリィが頭に浮かぶのだが、ジョンが死んだ次の年に亡くなってるんだ。私の受験直前と受験直後。二つの死にはさまれて学生生活が始まったかと思うとちょっとすごい。音楽的には激動の時代だ。
ミクシィでコミックガンボに『人間噂八百』を連載している足立淳さんの日記を読んでいたら、連載で取り上げたアルフィーの高見沢俊彦さんが、TBSのラジオ番組でこの作品を取り上げていたという話が載っていた。さっそくTBSの『ロックばん』のサイトを見ると、王子の声でその話が取り上げられていた。足立さんも喜んでいたが、嬉しいだろうなあと思う。
足立さんの日記(ミクシィ外のこちらのブログも同内容)でもうひとつへえ、と思ったのが、コミックマーケット。参加申し込みが今まで5勝5敗なのだという。そんな大変な催しだとは知らなかった。やっぱりこういうことに関しては認識不足のことが多いな。募集サークル数35000!それでメジャーデビューしている作家が5勝5敗何だからすごいな…みなもと太郎がコミケの話をよく書いていて、こんな(一部で)地位を築いた作家が今さらコミケに?と思っていたけど、どうもそんなものではないんだな。自分の高校生のころの認識とはもうかけ離れたものになってるんだなと思った。
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