11月最初の朝/アゴタ・クリストフ『昨日』
Posted at 07/11/01 PermaLink» Tweet
今朝。目が覚めたら5時。ふとんの中でもぞもぞする。今日から11月。少しモーニングページを書いて、5時半過ぎに散歩に出る。ここの地元は新開地的・郊外型の場所と、歴史や伝統のある場所と、観光地的な場所がミックスされている。昨日お城に行って歴史や伝統を感じたので、今日は観光地的なほうに行こうと思い、西に向かって歩こうと思って外に出たが、外に出てみると空はよく晴れていて、特に東の方に雲がない。これは朝日が見られるかなと予定を変更し、いつものコースを歩く。いつもの郊外型鮮魚量販店の駐車場まで来たがなかなか日が昇らない。最近このコースを歩くと気はあまり日の出を意識しなくなったので、何時ごろに日が昇るのか勘がつかめなくなっている。6時半過ぎまでうろうろしたがおなかがちょっと鳴り始めたので家に引き返した。もう少しゆっくり目に出て行かなければいけない。
それにしても、雲は動かないようでかなり速やかに動く。日の出の方向を見ていると、かなり厚い雲がかかってきてだめかなと思ったり、それが茜色に輝いたり、そろそろ出るけど雲が切れてるな、と思っていたら気がつくとどんどん雲が押し寄せてきて山の端を隠したり。それが数分のあいだに展開するので、やきもきさせられる。自然は、本当に人間の意志では動かない。日が出る時刻は計算したり計測したりすれば(山があるので、理科年表などで調べた通りの時間にはならない)計算はできるだろうけど、その日の出の一点の時刻に雲がかかるかどうかなどはまるっきり予測もつかないし制御も出来ない。そう考えてみれば、日の出が見られることなど僥倖の一種なんだなと思う。
今朝は晴れていたのにあまり寒くなく、昨日の朝は曇っていたのに寒かった。放射冷却、というのとはあまり関係ないみたいだ。それとも夜の間の天気は違ったのか?今朝は寒くはなかったけど空気が冴え冴えとして、澄んでいる感じがした。寒さをのぞけば、冬がやってきたな、という感じ。川に水鳥が増えている。特に鴨が多いが、白い鷺が一羽川の中を歩いていた。私の体調は昨日に比べるとかなりいい感じだ。
昨日。いまいち体調が悪くて困っていた。キャメロンのレッスンの2週目をやる。ちょっと観念的なことが多いのか、それが体調に影響した面があったかなという気もする。参禅でも、座禅病というのがあり、それをどうするかで鈴木大拙などが困った、という話があった。それを岡田式静坐法が解決した、という話があったが、大正時代の話。訓練とか修行というものはい、いつの時代もそういう現象、副作用的なものを伴うものだと思う。だからこそ先師というものが必要なのだ。
午後は体調が悪くて、まずは整体体操などいろいろ試してみる。少し休息。ある意味、いろいろハードなことをしているのかもしれない。アゴタ・クリストフ『昨日』を読む。現在64ページ。最初の方の、何が書いてあるのかよくつかめないところの感じが面白い。ああ、こういうふうに書きたいなと思う。ただ、ストーリーがはじまると、東欧からフランスに亡命してきたヨーロッパの作家だなと思う。誰とも心を開かない主人公が、捨ててきた故郷の出身者たちには心を開いていく、その感じが祖国とか民族とか言うのはそういうものかなあと思わせる。訳文も読みやすく、まず第一にあまり字が混みあってない感じがいい。14行42字、というのはA5?のサイズとしては平均的な気がするが、平易な訳し方のせいもあるのかもしれない。
昨日 (Hayakawa novels)アゴタ クリストフ,Agota Kristof,堀 茂樹早川書房このアイテムの詳細を見る |
午後から夜にかけて仕事。まあまあ忙しく。ときどきネットで日本シリーズをのぞく。同点になったところまでは確認していたが、後は帰ってきてからスポーツニュースで知った。吉川君はあの後、ウッズに暴投で失点していたとは。あちゃあ。吉川君、君はだなあ、って何のフレーズかわかる人はほとんどいるまい。でもよく投げた。高卒ルーキーだぜ。
今日はダルビッシュ。必勝。そして札幌へ。稲葉にもヒットが出た。集中力を持って、全力でプレーしてほしい。
帰宅して父に愉気、『そのとき歴史が動いた』を見ながら夕食。奇兵隊。写真に写っていた人物の手記を中心にしていたが、読んだことがなかったので面白いところが多かった。スポーツニュースを見、入浴、早めに就寝。愉気しながら私もうつらうつらしてしまった。
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