芝居の命/12年前の備え

Posted at 07/10/20

昨日。金曜日の朝は疲れが出るので少し遅めに散歩に出て、郊外型鮮魚量販店の向かいのローソンでコーヒーを買って帰る。日は出なかった。午前午後と主にものを書いていた気がする。まとまりのあるものではないが。そういえば午後は疲れて少し寝ていたな。

午後から雨が降り出して、仕事に出かけるときに長い傘をさしていった。仕事を終えて特急に乗るとき、小雨なら折りたたみで済まそうと思っていたのだけど、結構降っていたので結局長い傘を差して駅まで行った。

仕事はまあまあの忙しさ。ちょっと難しいかなと思った問題もわりあい簡単に解決。8時に仕事を切り上げて特急に乗る。座席が思ったより混んでいて、窓際の席は取れなかった。どうも上京の時は体の疲れが残る。

日付が変わる前に地元の駅を出るが、雨がかなり降っている。長い傘を持ってきたのは正解だった。家に帰って、なんだかんだやってたら1時半になった。

今朝は少し起きるのが遅れ、6時20分くらいだった。それから荒川に散歩に出る。もう空はまずまず晴れていて、東の空は雲があるからすっきりとは行かないが、歩いていく途中で時々朝日が見えた。今日はひたすら稲荷どおり、元八幡どおりをまっすぐに行く。袖ヶ浦で行き止まり、筋違いの道を行くとすぐ荒川。朝日が出てきたのでご来光の行を少し。朝日の気を取り込むという感じが少し分かった。力んではダメなのだ。自然に呼吸すればいいだけのこと。東京は信州に比べてずっと暖かい。今朝もチノパンに長袖のシャツで出かけてそれで十分だった。景色を見ながら歩くと、いつも見えているものと違うものが見えてきて面白いところがあった。

帰ってきてモーニングページ。やっている間に芝居の台本のワンシーンが浮かんで、書き留める。私は芝居の命はかけあいだと思うのだけど、こういうかけあいのある場面というのは書いていて楽しい。小説の楽しさっていうのはまた違うものなんだろうな。一番芝居に近い小説というのは、今思いついたのはイシグロの『日の名残り』だ。芝居作者だから当たり前だけど、唐十郎の『佐川君からの手紙』も芝居っぽいことは芝居っぽい。このへんからアプローチをかけるのが、小説への橋渡しになるかもしれないな。

日の名残り
カズオ イシグロ,Kazuo Ishiguro,土屋 政雄
早川書房

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佐川君からの手紙―舞踏会の手帖
唐 十郎
河出書房新社

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今日はこれから親兄弟と奥多摩の方に出かけるので、久しぶりに大きなリュックでも背負っていくかと押入れから引っ張り出してみたら、非常用のローソクやら懐中電灯やらホッカイロやら、非常用具が一式詰まっていた。思い出してみると、これは95年の阪神大震災の後、備えが必要だねといって当時婚姻中だった元妻と詰めて、それっきりになっていたのだ。12年以上放置していたわけだからさすがに電池は完全にダメだし、ホッカイロなどもちょっと使えないだろう。ただ、非常用に入れておいたテレホンカードとお金が出てきてびっくりした。3万7千円もあって、ちょっと今の経済状態にとってはありがたい。当時はまだ携帯が普及してなかったからテレホンカードが入ってるんだなあとそういう懐かしさもあった。動こうとしてみると、思わぬ副産物がある。びっくりした朝だった。

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by Luke Peterson

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