インタビュー/朝日が顔を出すのにかかる時間/天皇の被災体験
Posted at 07/10/11 PermaLink» Tweet
昨日。朝起きて、5時。日の出を見に散歩に出かける。川沿いを下り、三又中洲のところを東に折れ、インターネット喫茶の向うの郊外型鮮魚量販店の駐車場まで。あいにく天気が悪かったのと、少し時間が早すぎたのとで、御来光は結局見損なった。日記をタイプして、朝のコーヒーを飲んで、仕事場でちょっと仕事をしに行き、戻ってきて別の仕事。なぜかちょっと調子を崩す。昼食。少し休んで調子は何とか戻る。朝早く起きすぎたのと、散歩の後のからだの処理が問題があったのかなあと思う。
午後、英語学習教材のことで学習経験者としてインタビューを受ける。通信教材なので指導者のことはよくわからなかったのだが、実際に採点担当の人と話をしてなるほどこういう感じかと思う。とてもいい教材なので、頑張って伸ばしていってほしいなあと思う。
午前中はインタビューの準備のために、以前やった教材を引っ張り出してああ、こんなこともやった、とか、思ったより骨があるな、とか、こちらがかいた感想にいろいろコメントやアドバイスを書いてくれたものに赤線が引いてあったりとか、自分としても楽しんで一生懸命取り組んだんだなということがよくわかった。こういう教材の体験談というのは、基本的に誉めることしかないのでやりやすいといえばやりやすい。
午後から夜にかけて仕事。まずまず。相談一件。夜は『そのとき歴史が動いた』を見ながら夕食、父に愉気、入浴、就寝。
今朝は5時起床。インタビューで引っ張り出したものをかたづけ、ホットカーペットを出す。6時過ぎに散歩に出かける。昨日は日の出を見られなかったが、大体どの片に行けばいいのか見当はついたので、また川沿いに下り、鮮魚量販店の駐車場まで行く。地平線上にはもう日は出ているようなのだが、盆地なので山の端から上るから、場所によって日の出の時間が違う。私が住んでいるのは少し山の方に上った所で、しかも東側にも山があるので、日が昇るのは7時過ぎになる。量販店の駐車場では6時25分過ぎに太陽の上辺が見えた。
太陽の見かけの直径は、確か30分。1時間で地球は15度回転するから、1度回転するのに4分。その半分だから、太陽の上辺が見えてから上りきるまで2分かかることになる。
その間、左手を上げ右手を下げて手のひらを太陽の方に向け、脈拍8回分で息を吸い、吐く。これは『コミック乱』の『柳生兵庫助』に載っていた御来光の気を取り込むやりかただが、やっていると散歩に来た人が連れていた犬が不思議そうにこちらを見ているのでちと恥ずかしかった。
柳生兵庫助 4 (4)とみ 新蔵,津本 陽リイド社このアイテムの詳細を見る |
戻ってきて日記を書く。靴に穴があいていて、靴下にもあいてしまった。左足の中指の丘のあたりが少しひりひりする。やはり帰ってきたときが急激に体が冷える実感がある。少し温かくする。
『幕末の朝廷』を少し読む。孝明天皇期まで、長期にわたって関白の位にあった鷹司政通が引退し、九条尚忠と交代する過程にさまざまなドラマを読み込むところが面白い。また、嘉永7年の御所の火災がかなり深刻なもので、楽器はすべて焼失し、書籍も残ったのは天皇自身が所持していた歌本一冊だったという。そしてその復興は幕府の力だけでは足りず、広く大名家や町人にも協力を求め、土砂から金屏風、材木に至るさまざまなものが献上されたのだそうだ。そしてそれが幕末期の天皇への親近感を生んでいるという分析は、これは面白いなあと思った。また天皇が焼け出されて板の輿に載せられ、下鴨神社から聖護院、桂宮邸へと移転するさなか京の東側の一般庶民をつぶさに見、その印象が孝明天皇の帝王意識の形成に大きく作用しているという分析もうんうんと頷かされた。1年7ヶ月の突貫工事で新しい御所が完成し、新居にはいるときも天皇自らの希望で皇居の西側の一般庶民の様子を見られたという。本書にも書いてあるが、私は将軍家茂が供奉した賀茂社への行幸が孝明天皇が御所外に出た初めての機会だと思っていたので、政治的な意味あいはともかく、孝明天皇個人にとってはこの被災体験はかなり大きかったという分析は全く正しいと思った。現在168ページ。
幕末の朝廷―若き孝明帝と鷹司関白 (中公叢書)家近 良樹中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
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