小沢一郎が囲碁対決で勝利/1イニング5四球/ガッツ石松に目からウロコを叩き落される
Posted at 07/10/29 PermaLink» Tweet
昨日。ワールドシリーズで松坂が大リーグ初ヒット。あの二点タイムリーは利いたな。打席のないアリーグより、打席のあるナリーグの方が松坂向きなんじゃないか。日本でも指名打者制のパリーグだったし、ちょっとその辺が残念といえば残念。
日本棋院の企画で与謝野前官房長官と小沢民主党代表が公開囲碁対決。碁歴は与謝野氏の方がずっと長いらしいが、昨日の対決では小沢氏の勝ち。15目半というからかなり差がついている。平手だったらしいが、もちろん与謝野氏が白だったろうから、通常通りなら5目半白がハンデがあるので、実際には21目黒が勝ったということだろうと思う。これは盤面で見たら相当大差がついたように見えると思う。与謝野さんはショックだっただろう。二人とも健康状態が云々されるが、2時間半に渡る対局をこなしたということはそれなりに元気を回復したということだろう。また勝った小沢氏の方が、かなり体に力があるということではないかと思う。政治的にも充実した状態にあるということか。
赤福が狙い撃ちにされたのに続いて、今度は吉兆が狙われているようだ。老舗を狙う外資系の外食会社の陰謀か?日本人の舌を「グローバル化」しようというショッカーの戦闘員の仕業か?いずれにしても、この時代、こういう脇の甘いことでは誰にいつ付け込まれるか分からない。人の振り見て我が振り直せである。それにしても赤福を早く食べたいな。吉兆はあまり食べたことがないから味の記憶がないんだけど。(食べたといっても料亭ではない)
日本シリーズは4回裏にグリンが3四球で満塁にし、中村ノリに打たれ、代わった吉川が二つのフォアボールで押し出し。1イニング5四球という日本シリーズ記録を樹立した。こういう野球をやってたら勝てんわなあ。まあしかし昨日は中田がよかった。今までファイターズには一度も勝ってないはずだが、昨日のピッチングだったら初戦でダルビッシュに当ててもよかったんじゃないか。四球で崩れる中田がものすごく少ない投球数だったから、やっぱり絶好調だったんだろう。中田を完投させればいいのにと思ったが、9回はわけのわからないピッチャーがいろいろでてきてなんだこりゃと思った。しかし1点は取って欲しかったな。まあグリンが切れるのは予想の範囲内ではあるが、中田があんなに好投したのは予想できなかった。しかしあの中日のアクロバット的な守備は何だ。上海雑技団を見ているようだった。相手のミスから得点するケースの多いファイターズとしては、あれをやられると「あ、今日はアカン」という感じになる。私もまあ「あ、今日はアカン」とかなり早く思ったが、最後までテレビを見てしまった。まあすぐ切り替えて、名古屋で2勝1敗で乗り切れればOKだ。
詩を書いていたころのことを思い出す。詩の雑誌にもいくつか載せてもらった。久しぶりにそれを引っ張り出してみたが、2000年の雑誌だった。もうあれから7年もたつのか。その間でも自分もかなり変化してるんだなと思う。あの頃作っていたサイトはもう閉鎖してしまっているが、もう少し辛抱してみてもよかったかなとか、思ったりした。あの頃は、ネット詩人の人たちとオフ会をしたり、詩の行事に参加したり、日記猿人→才人に参加して参加者の人たちとかなり頻繁なやり取りをしたりしていた。今となってはかなり状況が違ってきている。
昨日は土曜日の疲れが出てしまって、あんまり何も出来なかった。午前中は特にテレビにつかまった。ダルビッシュの余韻に浸るのはよかったのだが、ワールドシリーズと亀田興毅のかなり長尺のインタビューとその後の元チャンピョンたちの対談につかまってしまった。亀田のインタビューは、世上言われているように、彼本人のことに関していえば、非常に真摯に答えていたし、またかなり意地悪な、あるいは厳しい質問にも一生懸命答えて、あの要するに晒し者の状態にじっと耐えていたことは立派だったことは確かだ。徳光アナとか輪島氏など涙腺が緩い系の人たちはもうそれでよくやった、という感じになっていたが、ちゃんとネクタイを締めてでてきて、一生懸命答えていて、頭を丸刈りにして反省の意を示して、と賞賛する声に、ガッツ石松氏が「しかしあれが普通のスポーツマンというもんだよ」といっていて目からウロコが落ちた。その通りだよ。普段の亀田スタイルからの落差でみんな幻惑されているが、ある意味当たり前のことをやっただけだ。
亀田兄は、だからその当たり前のことが出来るだけの力を持っていて、ああいうふうに冷静に対応することも出来るクールさ、頭の良さを持っているということがよく現れていた。亀田父を始め、世の中にはその当たり前のことが出来ない人が溢れているためにものすごく好感を持って見られていた気がするが、やっぱりそれはちょっとおかしいよ。やっと当たり前のことが出来るようになった。そのくらいの評価で留めておいた方が本当はいいんじゃないかと思った。
彼の発言も仔細に検討すると、親をかばい、兄弟をかばい、反省の意を示し、けじめをつけるべきところはきちんとつけて、しかし前向きの闘志も示す、というところまではいいのだが、もう反則はしないかと迫られたところでは声が小さくなっていたし、ある意味正直ではあるけれども、実は肝心なところはどうなのかなという気もしないではない。まあもっと酷い大人の謝罪を見慣れているせいで、20歳の「あの亀田」があれだけの謝罪を出来るということに、割とレベルの低い感動を世間では感じているだけなんだということは、ちょっと確認しておいた方がいいんじゃないかと思う。
それにしてもガッツ石松は面白いな。彼は彼なりに、世の中を批判する目をかなり真っ当に持っている。彼は選挙で立候補して色物扱いされて全然ダメだったが、まあもちろん思いはあっても表現するすべがあまりに足りないことは否めないのだけど、多分本人は本気で世の中をよくしようと思って立候補したんだなと思った。なんつーか、いいよ、ガッツさん。
午後はいろいろやろうと思っているうちにやれずに時間がたつ。朝、何とはなしに買ったさいとう・たかを『北条時宗』下(リイド社、2007)を読む。
北条時宗 (1) (歴史コミック)さいとう たかを,高橋 克彦,道又 力講談社このアイテムの詳細を見る |
写真は講談社版。買ったのはコンビ二版で、しかも上巻がない。しかし数年前にあの和泉元弥がやった大河の時宗と、多分原作が同じなんだろうと思う。なかなか面白かった。大河で印象に残ったのは『武士たちの夢の都・鎌倉』というコンセプトだったが、今回のは日本を束ねる政権の長としての北条時宗、というコンセプトだった。この辺り、実際の当時の人たちはどのように認識していたのだろう。未曾有の国難であるという認識を持ったであろうことは『神皇正統記』などを読んでいても感じたことはあるけれども、時宗に対する同時代的な評価など、もっと知りたい気がする。
5時ごろ買い物に出て夕食の支度。6時15分から日本シリーズを見る。まあそれはもういい。第3戦に期待。11時頃就寝。スポーツニュースを見る必要がないので早く寝られたのが収穫。
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