東京駅で午前二時にタクシーの手配待ち/セーヌ川の源流

Posted at 07/09/09

一昨日帰郷。正確に言えば二日越しになった。台風の影響で車両の手配がつかず、普段のスーパーあずさの車両ではなく新型あずさの車両。そのためグリーン車を除き全席自由席扱い。最初は少しの遅れだったが笹子付近の貨物列車の機関車故障で竜王で1時間近く止まり、三鷹の信号故障で東小金井に同じくらい止まって、新宿に着いたときには日付が変わっていた。

東西線の終電はもう終わっているので新宿駅の改札できいたら東京駅まで行けとのこと。東京駅でも中央線の混乱は続いていて多くの客がホームに取り残されていた。快速で東京に出ると八重洲中央口に来いとのアナウンス。いってみると、乗客がたくさん集まっている。駅員が行き先を聞いているが、魚市場みたいにみんな口々に駅の名前を言っているのを書き取っていた。

残念ながらこういう状況できちんと仕切れる係員がいなくて、乗客もだいぶ困惑していた。駅員から全体状況や要領の説明がなく、先が見えなくて自分の行動の判断のしようがないという感じだった。東京駅で午前二時にタクシーの手配待ち。結局4人ずつ方面別にタクシーが手配されて行った。家に着いたのは午前二時半で、いつもより3時間遅い帰宅となった。多分もっと遅くなった人もたくさんいただろうと思う。

こういうことは私は初めてだが、時々はあることだろうから、もう少し要領が良くてもいいのにと思うのだが、普段しなれない仕事は難しいのだろうか。日本人の仕事の力が落ちているということなのか、それとももともとこんなものなのか。

最終的に考えてみれば、自分で自腹を切るつもりで行けば30分は早く家に帰れたことは間違いない。東京駅の混乱に付き合わなくても済んだわけだし、千葉のだいぶ遠い人たちとはかかるタクシー代も違うのだから、今後は状況を見てそういう選択もした方がいいと思った。多分東京駅の混乱を見て、さっさと自分で帰ってしまった人たちもたくさんいたのではないかという気がする。その分JRの負担が減るわけで、それはそれで理不尽な気はするが、そういうマイナスの論理に付き合うエネルギーを減らせるほうが結局はプラスな気がする。

昨日はそういう疲れが残ったまま9時に妹から電話がかかってきて起床。その後うだうだしていたら友人から電話がかかってきて、かなり喋る。この電話で結構前夜の鬱憤を晴らしたので落ち着いた。やあこういう事件はネタにはなるがもう結構ではある。

昼ごろ街に出て蕎麦屋でカツ丼。とりあえずどこかに行こうと丸の内丸善に行くが、何も買わずにリターン。地元の駅のセブンイレブンでジュースやアイスを買って帰宅。疲れが出て西日の入るカーテンを閉めてほぼ寝ていた。林檎ジュース、1リットルがあっという間に空。100パーセントジュースはどうも腹にずしんと来る。夕食の買い物に行き、帰ってきてから『オーラの泉』。昨日は山田邦子。実はものすごく頭が良くて、冷たいくらいに理知的な人なのだということが分かる。それだけに情とか感謝とか、私と同じような問題も抱えているんだなと思う。女として生まれたことの意味、ということをいわれていたが、私もよく考えてみると男として生まれたことの意味とか普段全然考えてない。そういうテーマも考えてみたほうがいいかもと思った。

続けて『世界ふしぎ発見』。久しぶりに諸岡なほ子さんの会を見れて満足。しかも、今まではなぜか非欧米世界のスピリチュアルな場所、見たいな放送が多かったのに昨夜はセーヌ川紀行というヨーロッパのど真ん中の話。セーヌの源流の清らかさに感銘を受けた。シャンパーニュのブーブ・クリコの地下倉で、シャンパンの澱(おり)を取り除く技術を見たが、これはちょっと感動。やっぱフランスはいいところはすごくいいな、と思わされた。

喉が渇いたのでまた飲み物を買いに出て、ポカリスエットを買う。ジュースに比べると胃に負担がかからない感じ。

『嵐が丘』を読み終わって以来、どうもボーっとしてしまっていてなんだか自分の中がまとまりがつかない。いろいろ眠っていたものが目覚めてきた感じもあるし、どんなふうに動くべきか考えては消えていく。このブログのあり方もちょっと返ることもありえるかもしれない、というかサイト全体の運営の仕方も。でもまだ考え中。

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