真夏の午後の東京散歩(本郷・根岸近辺)
Posted at 07/08/05 PermaLink» Tweet
一昨日夜帰京。昨日は昼前に出かけ、高校時代の友人と東京散歩。湯島で待ち合わせ、池之端藪へ。そばを手繰って一杯。
ほろ酔い加減で旧岩崎邸庭園へ。最近行ってなかったから知らなかったが、洋館が公開されていた。ジョサイア・コンドル設計、明治29年の建築。今までは和館のみだったから少し物足りなかったが、明治年間の洋館の本格的なものを久しぶりに見たという感じ。
そのあと三菱資料館、横山大観記念館に行ったのだが、前者は土曜で、後者は夏休みで仕舞っていた。
仕方ないので無縁坂を上がって鉄門から東大構内に。三四郎池、安田講堂、銀杏並木、正門ととりあえず名所を見て、正門前のルオーで一服。ちょっと冷房が効きすぎてた。構内に戻ってコンドルの銅像を見、ドーバー海峡を渡って農学部へ。圃場の方から根津の方に抜けられるかと思ったが抜けられず、炎天下を歩いてだいぶ体力を消耗した。谷中まで歩くつもりだったが根性が続かず、農学部前を北に歩いて東大前で南北線に乗る。駒込に出て山手線に乗り、鶯谷まで。
鶯谷を北口に下りて、ホテル街を線路に沿って北へ。女性を連れて歩くにはちょっと難のある道だが、こちらの方が近い。今回は男友達だったからオッケー。この道を行くと子規庵は本当に近い。
子規庵に来たのも久しぶり。中は冷房が少し効いていてちょうどいい感じ。子規終焉の部屋でしばし話し込む。ちょうど糸瓜が生っていて、糸瓜三句の話などする。その後庭に出て一周し、出口で出ると正面がラブホテル。ちょっとこの道順は考えたほうがいい気もするが。
路地を歩いてねぎし三平堂へ。ここにくるのは初めてだが、林家三平の記念館。下足番が妙に話し好きのおじさんで驚いた。階段を上がっていくと三平師匠が呼びかける趣向。昔のCMやら放送台本やらいろいろ視聴できたり見られたりして面白い。高座が再現されているが、定時には何かやるようだ。階段を下りていくと「帰らないでくださいよ」(だったか)と三平師匠の声で声をかけられるのも可笑しい。落語家というのもあるが、テレビ芸人の走りとしても一時代を築いた人だなと思う。
尾久橋通りに出て日暮里の方に歩き、羽二重団子に入る。庭が水が落ちて気持ちいい外観。少し薄暗くしているのも暑さを感じなくていいかも。座敷で団子を二串。庭を見てたら庭の向こうの高いところを京成線が走っていった。テーブル席にいかにも下町のいがぐり少年が二人千円札を持って座って、かき氷を食べていた。店のおばさんが「大きくなったわね」とか言ってるのが昭和だった。
日暮里駅に出て駄菓子問屋街に行こうとしたが再開発中。反対側に出て谷中の商店街に。このあたりは久しぶりだ。以前朝倉彫塑館に行くためにここに来たことはあるが、今回は商店街をメインに。「夕やけだんだん」ではまだ4時過ぎであまり夕日という感じではなかった。商店街はなかなかいい感じだった。中近東風の店が出ていてイラン製のざくろジュースを飲む。
あたりを散策し、千駄木に出る。少し時間があったので駅前の蕎麦屋で一杯。少し話し込んでしまって友人が次の約束に遅れることになってしまった。千駄木から新御茶ノ水に出て友人は新宿へ、私は坂を下って神保町へ。
書泉ブックマートで大河原遁『王様の仕立て屋』15巻(集英社、2007)を購入。そのあと三省堂の古書店、三省堂、東京堂ふくろう店、東京堂、そのほかいくつか書店を回るが結局買わず。帰りは日本橋でコーヒーフィルターとリッタースポーツのラムレーズンを買って帰宅。
王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 15 (15) (ジャンプコミックスデラックス)大河原 遁集英社このアイテムの詳細を見る |
真夏の午後に東京めぐりなんて自殺行為かと思ったが、どこに行っても結構人がいてへえと思った。かなり汗はかいたがいい運動になった感じ。ちゃんと準備さえしていけば、悪くないかもしれない。
***
寝苦しい夜。4時過ぎにあせびしょで目が覚める。下着と寝巻きを着替え、窓を開けてもう一度寝る。今度はあまり汗をかかずに6時過ぎまで寝られた。夢に、ドイツ人とのハーフの女性の友人が出てきた。もう15年くらい会ってないけど。何かこの人は自分にとって、現実の存在というより何か象徴的な意味合いを示す人として意識されているんだなと思った。実際の本人より、夢に出てくるときは常に理想化された形で出てくる。
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