クロアチア料理/宗教の本の語り口

Posted at 07/05/22

昨日。喉の調子が悪くて、声が出なくなった。それでも約束があったので、京橋のクロアチア料理・ドブロに行く。半地下の店内は元画廊や宝飾店が入っていたそうで、なかなか落ち着いたよいスタイル。美味しい割にはお客が少なく、ちょっと残念に思う。

一緒に行った友達は東欧好きのヤツなので、料理をいちいちルーマニアやチェコと比較していて、なかなか面白かった。挽肉系の料理、キャベツ系の料理というのは東欧っぽいな。一方でイタリアっぽいものもあり、ドブロブニクもヴェネツィアに支配されてラグーザと呼ばれた時代もあるし、ほんと東西の架け橋という場所なんだなと思った。

ワインは赤をクラスで二種類飲んでみたが、ライトタイプは本当にあっさりしている。通常のも口当たりが良いという感じだ。アラカルトでいろいろ注文してみたが、一品だけ頼んだものでも二つのさらに取り分けて持ってきてくれたり、親切にしていただいた。

体調が悪くてフルに楽しめたとはいえないが、いいお店でした。

***

本棚にあったカルメン・マキ・甲野善紀・名越康文『スプリット』(新曜社、1998)を読む。甲野は今では入ってくる予定をこなすのに四苦八苦していると書いているけれども、この頃はいろいろな人をコーディネートすることに悦びを感じていたようだ。それぞれロックの話などが面白い。ジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリクス、ジム・モリソンらが早世したショックなどについてカルメン・マキが話しているところは面白いなと思う。

スプリット―存在をめぐるまなざし歌手と武術家と精神科医の出会い

新曜社

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これも本棚にあった谷口清超『行き詰まりはない』(日本教文社、1999)も読む。著者は「生長の家」の二代目総裁。友人に信仰している人がいて、本をたくさんくれたのだが、その中の一冊。私はこの本が好きで、時々読みたくなる。もちろん、「行き詰まり」を感じるときだ。内容は主に信者の人たちが困難な状況を信仰を元にどう乗り切ったか、という話が中心なのだが、この人の本は語り口がいい。私は新興宗教系の本がけっこう好きで大本だとか天理教だとかのも読んだことはあるが、この本の語り口は何というかもやもやが晴れる感じがするのだ。とかいうと入信すれば、とか言われそうなので困るのだけど。昨日も読んでいるうちに何だか気持ちがすっきりしてくる感じがあって気持ちよかった。同じことを書いていてもそういう清々しさを感じさせてくれる人というのは少ないのだ。

行き詰りはない

日本教文社

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by Luke Peterson

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