読んだもの

Posted at 07/05/09

読んだもの。

『イタリア民話集』「恐いものなしのジョヴァンニン」。恐いものなしの男がその度胸で幽霊屋敷にかけられていた呪いを解き、大金持ちになる。その男が「そしてある日のこと、振り向きざまに、自分の影を見てひどく怯え、そのまま死んでしまった。」というオチがつくところが可笑しい。全然必然性がないのにそういうオチがつくのが私好み。「緑の藻の男」蛸にさらわれたお姫様の話。蛸かよ。読みかけ。

『フランス幻想民話集』数編。一番面白かったのは「十字架の護符」。コルシカ島に現れたサラセン軍にやられ、サタンの力を借りて撃退したマテオ、婚礼の場でマテオをサタンに連れ去られ、仙女の力を借りて地獄に救い出しに行くマウリッチャ。オルフェウスとかいざなぎのみことのパタンだが、妻が夫を探しにいくというパタンは新しい。新しくはないか。

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by Luke Peterson

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