ジョン・レノンが死んだ年/『陽のあたる教室』
Posted at 07/05/06 PermaLink» Tweet
部屋の片づけをする。本棚の本の入れ替えをしているうちに、いろいろやる気になってガス暖房とホットカーペットをしまったり扇風機を出したりした。
この家に住み始めたのは1983年だから、もう24年も前のことになる。もちろんそれから大掛かりな模様替えは何度もしているはずなのだけど、こんなふうに家の中を整理していると、ときどき思いがけないものがでてくる。
ラリー・カールトンのCD『ラスト・ナイト』をかけながら掃除をしていたのだけど、あるフレーズが『いとしのレイラ』を思い出させ、聞きたくなって、昔のテープを探った。すると『Sunshine of your love』と書いたテープがでてきた。多分大学生のときに作ったものだ。こんな曲が入っている。
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1. Cream "Sunshine of your love"
2. John Lennon "Imagine"
3. Wings "幸せのノック"
4. Wings "Jet"
5. Beatles "夢の人
6. 中島みゆき "傷ついた翼"
7. Beatles "Cry baby cry"
8. Beatles "Good night"
9. 加藤和彦 "シンガプーラ"
10. John Denver "Rocky mountain high"
11. John Denver "Take me home, country road"
12. John Denver "Sunshine on my shoulder"
何か傾向があるだろうか。今だったらこういういれ方はしないなと思うが、でも多分、i-Podなんか使ってる人でも、こういう雑多な入れ方をしてる人もいるんじゃないかと思う。最初のクリームだけハードロックなのに、後は比較的アコースティックになってしまうのが何だか変だ。これはA面だけど、B面はフルでさだまさしだ。しかも最後にちょっとだけカーペンターズが入っている。(なんとなく笑)
"Imagine"を聞いて、そういえばジョンは何歳で死んだんだろうとちょっとウェブをのぞくと、あの12月8日の暗殺は40歳のときなのだ。自分が死んだときのジョンよりすでに年上だと言うのは、ちょっとショックを受けた。一体何をやってたんだろう。馬齢を重ねたと言う気がする。
ImagineJohn LennonMobile Fidelity Kochこのアイテムの詳細を見る |
ジョンが死んだのは私がちょうど高3のとき。12月だからまさに受験の追い込みであったが、学校に行ったらひどくみんなショックを受けていた。あの頃は、自分がジョンと同じ年になるなんて、想像もしなかった。アメリカで観た映画で、音楽教師がジョンの死にショックを受け、耳の聞こえない息子に「お前にこの悲しみが分かるか!」といってしまうシーンがあった。今ネットで調べてみると、『陽のあたる教室』という題で日本でも公開されたようだ。原題は"Mr.Holland’s Opus"。
陽のあたる教室<ポピュラー編> ― オリジナル・サウンドトラックサントラ, ショーン・ストックマン, レン・バリー, トイズ, スペンサー・デイビス・グループ, スティービー・ワンダー, ジョン・レノンユニバーサルインターナショナルこのアイテムの詳細を見る |
主人公の音楽教師が女生徒と深い仲になりそうになり、駆け落ちをしようとするが、けっきょく帰ってくる。ベッドで寝ている妻に"I love you."というと妻は"I know."と答えるのだが、その場面が何だか今でも強く印象に残っている。
何だか話がずれたが、思い出モードになってるな。
もうひとつびっくりしたのは、1989年に自分が書いた芝居の台本が出てきたことだ。今読んでも、自分の戯曲の中ではいちばん充実している気がする。今では手を入れたほうがいいと思うところもあるけど、ト書きを含めてこういうのを書きたかったんだよな、と思うような作品だった。
自分の作品だから著作権を考えなくてもいいし(当たり前だ)、インターネットラジオで読んでみようかと思う。
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